日本ヒューレット・パッカードは3月21日、4インチの大型VGA(480×640、26万色)液晶ディスプレイとCF/SDカードスロットを搭載するPDAの新製品「HP iPAQ 212 Enterprise Handheld(エイチピー アイパック212 エンタープライズハンドヘルド)」を発表した。
HP販売代理店では同日より、「HP Directplusオンラインストア」および「HP Directplusコールセンター」では4月上旬より販売を開始する。価格は5万2500円。
iPAQ 212は、約2年前に販売終了となった「HP iPAQ hx4700 Pocket PC」の機能を受け継ぐ、最新OS Windows Mobile 6 Classic搭載のPDA。高性能なMarvell PXA310 624MHzプロセッサや256MB ROM+128MB RAMの大容量メモリを搭載することで、さまざまなアプリケーションが快適に動作する仕様を実現。また、無線LAN(IEEE802.11b/g)、Bluetooth2.0+EDRの通信インタフェースに加え、多様なUSBデバイスの接続を可能にする24ピンコネクタを備えた。
iPAQ hx4700でも評価の高かった4インチのVGA液晶ディスプレイは、タッチオペレーションの操作性に優れ、ウェブやメール、オフィスソフトの閲覧はもちろん、画像の閲覧や動画の再生、業務専用アプリケーションなどもより快適に利用できる。また、明るさを変更できるLEDバックライトと輝度センサーを搭載し、屋内でも屋外でもクリアな画面表示を実現した。
また、SDHC、SDIO、MMCに対応するSDカードスロットに加え、通信カードをはじめ幅広い用途に活用できるCFカードスロットも搭載。メモリカード以外にも、通信機能やバーコードリーダー、ICカードリーダーなど、多彩な機能拡張ができる。
本体サイズは、幅76×高さ126×奥行き16mm。重量は、着脱可能な充電式標準バッテリ装着時で192g。個人利用はもとより、ビジネス向け情報端末として幅広く利用できると日本HPでは説明する。
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