最終更新時刻:2008年7月25日(金) 17時24分

モバイルチャンネル

3G対応「iPhone」の登場は2008年中ごろか--アナリスト予想

文:Tom Krazit(CNET News.com)
翻訳校正:ラテックス・インターナショナル

2008/02/29 10:44  

 昨日のApple「iPhone」のソフトウェア開発のニュースに続き、iPhoneをめぐっては3G対応、キャリアの独占性、予測される販売時期に関するニュースがあちこちで浮かび上がってきた。

 最初に、UBSのアナリストNicolas Gaudois氏は、AppleがInfineon製のモデムチップを使用した3G対応iPhoneの発売を2008年中ごろに予定しているというリサーチノートを掲載した(これを見つけたのはAppleInsiderなどだ)。3G対応モデルはかねてから2008年のどこかの時点で登場すると見られていたが、これで欧州の顧客やビジネス向け機種に対する立場を強化することができるかもしれない。

 2つ目に、Appleの最高執行責任者(COO)のTim Cook氏がラスベガスで開催されたGoldman Sachs Investment Symposiumで講演し、iPhoneの2008年の販売台数は1000万台であるというAppleの目標を繰り返し強調したことだ。過去数週間にわたって複数のアナリストがAppleは後退する経済のあおりを部分的に受けて目標を達成できないとの予測を発表していたが、これは懸案となっていたエンタープライズ向けアプリケーションが来週にも発表される予定であるというニュースが公表される前のことだった。

 Cook氏はまた、Appleがこれまで米国、英国、ドイツ、フランスでとってきた独占的なキャリアの展開戦略に「固執」しているわけではないと述べた。これはつまり、Appleがこれらの国々で他のキャリアの追加を検討していることを言外に意味することになるのかもしれないが、筆者はいまだにAppleがVerizonやSprintのネットワークで使用できるCDMAベースのiPhoneを近い将来にリリースする可能性は低いと考えている。また、この発言はCook氏がすでにAppleが囲い込んでいるキャリアからより多くの売上高の分配を得ようとしていることも暗に意味しているのかもしれない。

 これら3つの要因が組み合わさり、複数のキャリアで使用できる可能性のあるビジネス指向の3G版iPhoneの発売が期待されることから、潜在顧客はAppleに対して再び関心を寄せているようだ。過去数週間で下がっていたAppleの株価は28日に5%上昇し、失業率上昇のために全般的に低迷している市場の中で善戦している。

 Appleの動向を追いかけるのはテニスの試合を観戦するようなものだ。またはホッケーの試合の方が近いかもしれない。全員がリンクの一方の側に殺到していたかと思うと、次の瞬間にはリンクの反対側で動き回っている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

新着記事

注目トピックス From ZDNet Japan

SaaS:あなたはもうこのバズワードを無視できないSaaS:あなたはもうこのバズワードを無視できない
SaaSやSOA、NGNにESP。ただでさえ具体像の見えない言葉が、ITベンダー側からの情報しかなく、経営や事業とどう関係するのか全く見えない。そんな経営者のために、「あなたのビジネスにどう関係するか」「あなたの業界に何が起こるか」という視点でバズワードの実際を語ります。第1回目はSaaSです。
サポセンに持ち込まれた「世にも奇妙なPC」たち
無料の「Oracle Database XE」で高速バッチ処理:実装のポイント
「Windows 7」は順調に開発中--MS開発トップが明らかに
Firefoxで情報をカンタン・ベンリに整理する
iPhoneにFirefoxとFlashは載らないの?
うつで病院に行くことを恐れるな

モバイルチャンネル セレクション

iPhone 3G、発売前夜から祭りのあとまで
iPhone 3Gがついに発売された。ユーザーからの期待は大きく、ソフトバンク表参道、ビックカメラ 有楽町店、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaなどの旗艦店舗には多くの人が行列をなした。発売前後の様子を記事とともに振り返る。
10代の若者と携帯が鍵--米国広告市場における今後の流れ
日本と同様、米国でも10代の若者の間では携帯電話などの携帯端末が主流になりつつある。この流れに着目する企業側は、次の一手を考えている。
「ニコニコ動画を日本のインフラにする」--夏野氏がニコニコ動画に参画した理由
iモードの育ての親として知られる元NTTドコモの夏野剛氏が、新たな活躍の場としてニコニコ動画を選んだ。夏野氏の参画でニコニコ動画はどう変わるのか、夏野氏とニワンゴ取締役の西村博之氏(ひろゆき)に話を聞いた。

モバイルチャンネル コラム

■モバイルインターネット業界の基礎知識

電子書籍、デコメ、着せ替えツール--なぜ今このモバイルコンテンツが伸びているのか
近年急成長を遂げたモバイルコンテンツ市場といえば、電子書籍やデコメール、最近ではメニュー等の着せ替えコンテンツだ。なぜこれらのコンテンツが今、伸びているのだろうか。

■モバイルインターネット業界の基礎知識

人気を集めるモバイルコンテンツにも変化の波
モバイルコンテンツ市場においては、音楽とゲームが大きな2本柱になっている。しかしその人気コンテンツは、時とともに移り変わっている。

■モバイルインターネット業界の基礎知識

行動、売れ筋、顧客単価--あらゆる面でPCと異なるモバイルECの世界
今回は、携帯電話による物販を中心とした、いわゆる「モバイルEC」について解説していく。その実態はPCのECビジネスと大きく異なっている。

フォト

企画特集

DELLが掲げる「新・仮想化アセスメントサービス」DELLが掲げる「新・仮想化アセスメントサービス」
〜企業システムの仮想化環境の構築を支援〜

プロダクトレビュー

メンバーズレビュー