ソフトバンクテレコムとソフトバンクモバイルは2月1日、次世代移動通信方式対応の「時間・空間電波伝搬推定法」の開発に成功し、ITU-R(国際電気通信連合無線通信部門)で標準化、ITU-R 勧告「P.1816」 として発行したことを発表した。
時間・空間電波伝搬推定法とは、一般に空間特性と呼ばれる電波の到来角度と、時間特性と呼ばれる電波の到来遅延時間を推定する方法。今回ITU-Rが発行した勧告は、さまざまな環境でより精度の高い電波伝搬特性が推定できるというものだ。
両社によれば、今後、時間・空間電波伝搬推定法に準拠した次世代移動通信対応電波伝搬推定システムおよびセル設計システムを実用化することで、より効率的な移動通信ネットワークシステムの構築が可能になるという。
なお、今回の発行の一部は、総務省「2003年度戦略的情報通信研究開発推進制度(SCOPE)」の助成によって実施。ITU-Rにおける標準化活動は、総務省情報通信審議会ITU-R部会電波伝搬委員会のもとで行った。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」