Dellが携帯電話の開発に取り組んでいるのではないかとのうわさは以前からあった。最近では、この計画にGoogleが絡んでいるのではないかという憶測が持ち上がっている。
Marketing Weekは現地時間1月30日、DellとGoogleの両社がGoogleの「Android」モバイルプラットフォームをベースにした携帯電話で協力しており、2月にスペインのバルセロナで開催されるMobile World Congressの場で正式に発表される見通しであると報じた。Marketing Weekはこれを「業界のしかるべき筋」の話として紹介しているが、同時にGoogleの関係者たちが近くそうした発表がなされることについて否定していることも伝えている。
Dellも沈黙を守っている。同社の広報担当であるDavid Frink氏はCNET News.comの取材に対し、Marketing Weekの記事は「憶測」であり、Dellとして「コメントすることは何もない」と語った。
1年前にMotorolaからRon Garriques氏を迎え入れて以来、Dellが携帯電話を開発するのでは、とのうわさは絶えずあったものの、Googleの名前が挙がることはなかった。業界アナリストのRoger Kay氏は、Dell製PCには「Googleツールバー」がインストールされており、両社は強固な関係にあると語る。「Googleは既にAndroidの開発を完了している。両社は間違いなくより正式な提携関係を容易に築くことができるはず」とKay氏は述べる。このことから、Kay氏は、GoogleとDellが携帯電話の共同開発について発表する可能性は「極めて高い」と見ている。
2007年春にPDA「Axim」の製造を終了して以来、Dellは活気づく携帯電話市場で何ら動きを見せていない。同社は、派手なデザインのPCへの移行、製品の小売店での販売を通じ集客を目指している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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