携帯電話が高機能化し、フルブラウザが標準で搭載されるようになってくると、PCと携帯電話の垣根はどんどんなくなってくる。また、GoogleのAndroidのように、積極的に両者の壁をなくそうとする技術も登場している。今後、モバイルサービスとPCサービスの垣根はなくなっていくのだろうか。
このような問いが会場からなされたが、登壇者は携帯電話ならではの特性がある限り、しばらくはこの垣根がなくならないだろうという意見で一致した。
携帯電話ならではの特性として原田氏は、(1)位置情報の取得、(2)即時性、(3)音声対応の3点を挙げる。また、和智氏は常に持ち歩いている端末であるということが携帯電話の価値だとし、それをゲームにおいてどう生かすかを考えているとした。
宮澤氏は、サイトの情報量が少ない点がモバイルの弱点だと指摘。auの検索サービスでPCサイトの検索結果を見る人が多いと紹介した上で「多少使い勝手が悪くても面白ければユーザーは見に行く」と話した。
如月氏は自社でSNSの開発、運営をしている経験から、「携帯電話でサイトを見るのはいいが、作業はしにくい。PCサイズでないとできないこともある」と話し、PCとモバイルの垣根はいずれなくなるとしても、すぐに起きることではないとした。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス