アイ・ブロードキャストは12月7日、携帯電話向けの静止画・動画像変換配信サービスのASPを日本アイ・ビー・エム(日本IBM)が開発・販売する「ホームページ・ビルダーVer.12」の追加機能として提供すると発表した。携帯電話への動画配信の需要が伸びていることなどを背景に、両社の協業が実現した。
提供するASP「Snap-pal(スナップパル)」は、自社開発の画像変換配信サーバのサービスを組み合わせたもの。静止画と動画像をそれぞれリアルタイムで変換し、携帯電話の端末ごとに最適化して配信する。
一般に、携帯電話は端末ごとに仕様が違うため、ホームページを制作する場合に静止画像や動画像を適切に表示できるシステムの構築には費用がかかる。
また、新端末が発売されるたびに携帯端末情報(UA)が必要になるため、個人や中小企業ではその情報を得にくいという。
これを解決するためにアイ・ブロードキャストでは、画像を最適化して配信する技術を開発し、静止画像を最適化して配信するサーバ「Snaprec」と動画像を配信するサーバ「SnapVu」を提供している。
これらを生かし、日本IBMが1995年の発売からバージョンを重ねているホームページ制作ソフト「ホームページ・ビルダー」の最新バージョンを発売するにあたり、月額980円で利用できる追加機能として提供することとなった。
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