AT&Tによると、iPhone発売後2日間の契約者数は14万6000件であった。一部ウォール街筋の予想よりわずかに少ないが、それでもiPhone熱の先行きにかげりはない。
ウォール街のアナリストらは、AT&Tが2007年6月中に20万件のiPhoneをアクティベートすると予想していたが、同社は米国時間7月24日に契約実数を発表し、第2四半期の契約実績がこの数字に達しなかったことを明らかにした。6月29日に発売されたiPhoneは、AT&Tを通じてのみ販売されている。AT&Tの公式な第2四半期は6月30までとなっている。
販売は予想ほど好調ではなかったかもしれないが、AT&Tによると、iPhoneを購入した契約者の約40%がAT&Tの新規ユーザーであった。AT&T役員は24日の電話インタビューで、iPhoneの売り上げは「7月も引き続き好調で、品物の動きはいまだかつてないレベルに達している」と述べた。
これはAT&Tにとって大きなニュースである。iPhoneは、AT&Tに新規ユーザーを引きつけるという目的を意図通りに果たしているように見える。その一方で、AT&Tの新規ユーザー獲得成功は、Sprint Nextel、T-Mobile、Verizon Wirelessら競合各社にとってよくないニュースとなりそうだ。
AT&Tによると、全体として、2007年第2四半期の無線通信部門契約者数の増加は150万件で、2006年と比較すると2.8%減少、2007年第1四半期の新規ユーザー120万件からは増加となった。6月30日時点での契約者数は、合計6370万件である。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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