eBayで「iPhone」を転売して大もうけしようと考えた人々の努力は報われていないようだ。
Corey Spring氏が、週末のeBayに出品されたiPhoneを分析し、結果を公表した。それによると、iPhoneの取り引きで得られた利益の平均は54.43ドルだったという。iPhoneでひともうけできると期待して何時間あるいは何日も列に並んだ結果としては、この額は良くない。利益額の中間値はさらに低い34.16ドルとなっており、iPhone出品者の半数はこれより低い額の利益しか得られなかったことになる。
Spring氏は、米国時間7月1日時点でeBayに出品されていた993件を分析してレポートをまとめた。出品されたiPhoneの約半分には、入札が1件もなかった。そこそこの利益を得た人も何人かいただろうが、大半の人は、列に並んだ時間を考えると薄い利益しか得られず、なかには損失を出した人までいた。また、最低価格を設定し忘れたり、どうしても売らなくてはならない事情があったりしてiPhoneを定価より安く売った人もいたため、これを入手できた人は幸運だった。この週末は8Gバイトモデルの方が売りに出されるだろうという他の予測レポートのとおり、Spring氏の分析によると、eBayに出品されたiPhoneの87%が大容量モデルだったという。
iPhone発売当日の米国時間6月29日、Applet Storeの行列は意外に速く進んだ。午後7時30分ころには入店してほとんど待つことなく購入できた。AT&Tの店舗のなかには、早々に在庫不足に陥るところもあったが、iPhoneが発売初日に、全米の店頭から姿を消すということにはならなかった。
サンフランシスコの情報を掲載するCraigslistのページにはまだiPhoneの売却を考える人からの情報が掲載されているが、価格は下落傾向にあるようだ。ニューヨークでも状況は同じだ。一方、サンフランシスコのApple Storeは2日にiPhoneを入荷する予定だが、AT&Tでは在庫不足が続きそうだ。数週間待つことになるが、Apple StoreでもAT&Tでも、iPhoneを予約することができる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス