KDDIは10月27日、2014年冬モデルとなる新製品6機種を発表した。スマートフォン4機種、タブレット1機種、フィーチャーフォン1機種のラインアップとなる。冬モデルでは、高品質通話サービス「au VoLTE」に対応し、通話相手との画面共有や最大30人の同時通話ができる新サービスなども提供する。
冬モデルのスマートフォンは、LG Electronics製「isai VL LGV31」、京セラ製「URBANO V01」、ソニーモバイルコミュニケーションズ製「Xperia Z3 SOL26」、サムスン電子製「GALAXY Note Edge SCL24」の4機種。このうち、Xperia Z3とGALAXY Note Edgeは10月23日に発売済みだ。また、VoLTEに対応するのは、isai VLとURBANOの2機種となる。
isai VLは、フルHDの約1.8倍の画素数を誇る約5.5インチのWQHDディスプレイ(2560×1440ドット)を搭載したスマートフォン。端末を振るだけで、現在地周辺のグルメ情報などを教えてくれる「isaiモーション」や、画面上を予め設定した順番にタップするだけで、スリープ復帰とロック解除が同時にできる「ノックコード」などの機能を搭載する。Android Wear搭載のスマートウォッチ「G Watch R」とも連動する。12月初旬に発売予定で、カラーはアクア、ブラック、ピンクゴールドの3色。
URBANOは、音と振動で相手の声を伝える京セラ独自の「スマートソニックレシーバ」技術とVoLTEによって、これまで以上に聞き取りやすい音声通話を実現する、約5.0インチのスマートフォン。高い強度を持つ「Dragontrail X」ガラスを搭載しており、落下してもディスプレイが割れにくい耐衝撃性能を備える。デザインにもこだわりフルメタルキーを採用したほか、サイドキーやカメラリングにメタルパーツを搭載した。12月初旬に発売予定で、カラーはロイヤルブルー、プラチナホワイト、フォレストグリーンの3色。
Xperia Z3は、高感度イメージセンサと画像処理エンジンの進化により、Xperia史上、最高のISO12800を実現した、約5.2インチのスマートフォン。「インテリジェントアクティブモード」によって、走りながらでもブレない動画撮影を可能にする。また、対応ヘッドフォン(別売)をイヤホンジャックにつなぐだけで、音楽CDよりも高音質なハイレゾ音源を再生できる。カラーはホワイト、ブラック、カッパー、シルバーグリーンの4色。
GALAXY Note Edgeは、ディスプレイ右部に曲面の「エッジスクリーン」を採用した、約5.6インチのスマートフォン。アプリ一覧やクイック通話、タイマー、Twitterなど、さまざまなサービスの操作バーを切り替えながら表示できる。約370万画素で最大広角120度のサブカメラでは、広範囲での撮影が可能なため、グループでのセルフィー(自撮り)にも使える。カラーはチャコールブラック、フロストホワイトの2色。
タブレットは、サムスン製「GALAXY Tab S SCT21」を、12月上旬に発売予定。10.5インチの「スーパー有機ELディスプレイ」を搭載しており、より目で見たものに近い色合いを表現できる。また、挟額縁設計によりA4サイズ以下かつ、薄さ6.6mmを実現した。複数のアプリを同時に起動し、一画面で表示できる「マルチウィンドウ」や、GALAXYスマートフォンとWi-Fiダイレクトで接続し、自在にスマートフォンを操作できる「SideSync」などの機能も備えた。カラーは、ダズリングホワイトのみ。
フィーチャーフォンは、京セラ製「MARVERA2」を、12月上旬に発売予定。雑音の中での通話でも聞き取りやすい「スマートソニックレシーバ」技術を新たに搭載。また、電子マネーカードサービス「au WALLET」や、使い放題サービス「セレクトパック」への導線をメインメニューに用意した。フィーチャーフォンとしては大容量の1020mAhバッテリと、一括で省電力設定ができる「長持ちモード」に対応しており、外出時でも安心して長時間利用できる。カラーは、ブラック、ホワイト、ピンクの3色。
冬モデルでは、LTE回線を用いた高品質通話サービス「au VoLTE」向けの新サービスも開発。12月初旬から提供する「シンクコール」では、ウェブ閲覧時やアプリ利用時に着信があった場合でも、表示している画面のまま通話することができる。
また、2015年2月以降には通話しながらスマートフォンの画面や再生中の動画を共有できる「画面シンク」、カメラで映している景色を共有できる「カメラシンク」、画面上で一緒に絵や文字を描画できる「手書きシンク」、お互いの現在地を地図上で共有できる「位置シンク」などの機能を提供する予定だ。
さらに、発信者を含めて最大30人で同時に通話できる音声サービス「ボイスパーティー」も提供する。この機能によって、遠隔地の家族や友人と会話したり、複数のオフィス間でビジネスミーティングをしたりすることが可能だ。
なお、冬モデルではisai VLとURBANOの2機種がau VoLTEに対応しており、今後発売するスマートフォンには順次搭載していく。同じく冬モデルのXperia Z3やGALAXY Note Edge、その他の過去モデルには対応しないとしている。
このほか、電子マネーカードサービス「au WALLET」の新サービスとして、Visaに対応したクレジットカード「au WALLET クレジットカード」を10月28日から提供することを発表した。日々の買い物や公共料金、au利用料金の支払いに使えるカードで、利用額に応じて「WALLET ポイント」が貯まるとしている。
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