「iOS」の開発者Hamza Sood氏が「iOS 8.1」のベータ2を詳しく調べたところ、Appleが「iPhone 6」の発表イベントで披露した新しい決済システム「Apple Pay」に関連した新たな画面がいくつか発見されたと、MacRumorsが報じている。これらの新しい画面には、Appleの「Passbook」アプリ内のApple Pay設定画面や、iOS 8.1の初期設定時のApple Pay設定画面のほか、「iPad」向けのApple Pay設定画面まであったようだ。
Apple Payは、Appleにとって本格的なものとしては初となる、モバイル決済市場への取り組みだ。Appleによれば、米国では10月中にサービスが開始される予定で、すでに22万を超える店舗が対応しているという。
Sood氏の発見によれば、iOS 8.1の最新ベータ版であるベータ2は、Apple Payの設定方法についてさらなる手がかりを与えるものだ。現行のPassbookアプリは店舗のクーポンなどを保存するためのものだが、このアプリにApple Payサービスの説明が表示されるようだ。説明に続いてリンクが提供されるので、ここからクレジットカードやデビットカードの番号を手動で入力したり、カメラを使って番号をデバイスに取り込んだりすることができる。
さらにSood氏は、iPad向けのApple Pay設定画面も発見した。ただし現行のiPadシリーズには、他のNFC搭載デバイスと通信して決済を行うために必要なNFCハードウェアが搭載されていない。したがって、米国時間10月16日に発表されるとみられている次世代のiPadに、NFC技術が搭載される可能性がある。
Apple Payを使用するには、セキュリティと認証を担う指紋センサー「Touch ID」も必要になる。現行のiPadにはTouch IDがないが、新しいモデルにはこの機能の搭載が予想されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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