そのほかのメーカーでは、ソニーがNTTドコモ「XPERIA AX SO-01E」のベースとなった「Xperia V」を参考出品していたほか、NECは既発売モデル「MEDIAS TAB UL N-08D」の体験コーナーを大々的に設置。体験デモを通じて、同製品の特徴となっている“リアルなタッチ感覚”をアピールしていた。
京セラでは、音と振動で相手の声を伝える「SMART SONIC RECEIVER」搭載のスマートフォン「URBANO PROGRESSO」の体験コーナーを設置。こちらも既発売モデルだが、KDDIブースで参考出品している「補聴機能強化ケータイ」へ誘導していた。
今回はモバイル関連で注目の企業を紹介してきたが、いかがだっただろうか。実は、新OS「Windows 8」を搭載した2012年秋冬モデルの発売直前ということで、同時にPC関連メーカーの動向もチェックしていたが、予想に反して各メーカーの展示規模は少なかった。
たとえばNECは、すでに発売済みのUltrabook「LaVie Z LZ750/HS」と液晶一体型ボードPC「VALUESTAR N VN770/HS6」のみ。パナソニックは新製品の「Let's note CF-AX2」と夏モデル1台。ソニーは先日発表した新製品の中から、スライダーハイブリッドPC「VAIO Duo 11」とテーブルトップPC「VAIO Tap 20」の2機種を複数台展示していた。
富士通はオールインワン風のノートPC2台とタブレット、キーボードが分離するタイプのノートPC3機種を展示。気になる端末ではあったが、スペックや説明などは一切書かれておらず、小規模なガラスケース内に収めているだけだったのが残念だ。
東芝では唯一、未発表のタッチ対応12.5型Ultrabook 1機種を触れる状態で展示していた。これがPCの新製品関連で一番大きな収穫、といったところだろうか。
このように、今回の「CEATEC JAPAN 2012」ではWindows 8の発売直前にもかかわらず、モバイル関連の方が圧倒的な勢いを感じた。10月6日まで開催しているので、モバイルの製品・サービスに興味がある方はぜひ足を運んでみていただきたい。
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