無線LANを搭載したコミュニケーションマシン--mylo(マイロ) - (page 2)

ソニー
COM-1
内容:ソニーから、小型のパーソナルコミュニケーター「mylo」が登場した。無線LANを搭載し、Skype、Google Talkなどのコミュニケーションツールと、ウェブブラウザ、音楽再生、静止画・動画ビューワーが搭載されているだけのマシンだ。大きさも携帯電話をひと周りほど大きくした程度で、スライドの式のキーボードを備えている。

通信手段は無線LANのみの潔さ

 myloが思い切ったと感じるのは、通信手段を無線LANに限っていること。少し前なら“通信”をうたう機械なら必ずPHSで通信するためにCFカードスロットを搭載したり、家電なら電話用のモジュラージャックを装備していることが多かった。しかし、myloにはそんなものはなくIEEE 802.11bの無線LAN一本だ。

 無線LANに限定しているから余計なスロットやコネクタがない分、ボディは小さくなり、非常にすっきりとしている。

 通信設定は本体からでも可能だが、専用のユーティリティーをパソコンにインストールして、パソコンから設定することも可能。ただ、無線LANもSSIDをブロードキャストしているアクセスポイントなら一覧で表示されるし、WEPキーの入力程度ならQWERTY配列のキーのおかげで本体キーから入力しても苦にならない。

 ただし、改善して欲しい点もある。いつでも持ち歩くマシンであるから公衆無線LANで使う機会も多いはず。公衆無線LANサービスは接続した後にウェブブラウザを立ち上げると特定ページにリダイレクトされ、そこで認証するものがほとんどだ。

 myloではリダイレクトされたときに「ウェブブラウザからのログインが必要な場合があります」と表示されるものの、別段ログインを簡単にするツールは用意されていない。ふだんパソコンで使う場合は、IDとパスワードを自動入力するユーティリティーを使っているだけに不便。サービスによってログインページはまちまちなので汎用的な認証ツールを作るのは難しいと思われるが、自動でログインできるようになればありがたい。

  • 無線LANは事前に設定したものと、スキャンした周囲のものに対して順に接続を試みる

  • ブラウザはじめネットにアクセスしようとすると接続するが、“Tool”からも設定可能

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