ネットレイティングスが1月27日に発表した、インターネット利用動向調査「NetView」の2009年12月データによれば、韓国の検索サイト「NAVER」が日本で訪問者数を伸ばしているという。
NAVERの日本版サイトの月間訪問者数は134万人に達し、2009年7月のサービス開始以来、順調に増加している。なかでも、特定のテーマに沿ったリンクや画像、動画などをユーザー同士で集約して“まとめページ”を作る「NAVERまとめ」という機能が人気を集め、NAVER全体の訪問者数をけん引しているという。
一方で日本語版の検索結果画面への訪問者数は横ばいで、「一般的な検索エンジンとして利用される機会は増えていない」(ネットレイティングス)。
NAVERまとめの流入元サイトをみると、上位はGoogle検索、Yahoo!検索などで、ほかの検索エンジンから多くのユーザーを獲得していることがわかる。
ネットレイティングスのシニアアナリストである鈴木成典氏はNAVER日本版について、「CGM(Consumer Generated Media)の要素を取り入れ、ロボット検索との差別化を図ったNAVERまとめが人気を得ており、わずかな期間で訪問者数が100万人を上回った。NAVERまとめのような独特のサービスで得られた支持をきっかけに、日本の検索市場におけるシェア拡大が進むかもしれない」と分析している。
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