電通は地域情報判別特許を持つジェイ・キャスト(J-CAST)と共に、地域ターゲティング事業の新会社「あどえりあ」を2010年1月5日付けで設立する。インターネットで掲載地域を選択できる広告市場の拡大を目指す。
新会社の設立資本金は3000万円で、株主構成は電通が66.6%、J-CASTが33.3%となる。代表取締役社長には電通インタラクティブ・メディア局SPMの石田隆氏が就任する。
J-CASTはユーザーがアクセスする都道府県を自動判別して、広告を含むコンテンツを地域別に表示する特許を持つ。新会社はこの技術を生かした新しい広告商品を開発する。アドネットワークなどにライセンスを提供し、その利用料金を収入源のひとつとするほか、サイト事業者や広告代理店、広告主と協力して地域ターゲティング広告の普及促進活動やコンサルティングなどをしていくという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」