ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)と、オールアバウト、NTTレゾナント、マイクロソフト、ヤフーのポータルサイト運営事業社4社は12月14日、インターネット広告効果に関する共同調査プロジェクト「ネット広告バリューインデックスプロジェクト」の調査結果を公開した。
調査結果データによると、インターネット広告出稿時にはインターネット広告到達者の30.3%が広告を認知していたという。広告認知者の63.6%が広告内容を理解しており、インターネット広告出稿により、広告到達者のメッセージ理解は広告非到達者の1.23倍、広告商品の購入/利用意向は1.14倍になることがわかったとのこと。
さらに、広告到達回数の増加とともにインターネット広告認知やブランディング効果が拡大しているという。広告効果最大化のポイントとなる広告到達回数は12回で、広告認知率50%を獲得すると広告商品の購入利用/意向は1.21倍になるとした。
また、広告サイズの拡大やリッチ化により、インターネット広告の認知率は高まっており、インターネット広告認知率は平均で4.1ポイント上昇した。なお、2000万インプレッション出稿時の広告認知者数は224万人、商品購入/利用喚起者数は66万人となっている。
このプロジェクトは、インターネット広告認知やブランディング効果といったインターネット広告の露出自体の効果を検証し、効果の基準値を作成することを目的としている。調査結果の公表は2008年4月に続き2回目。今回の調査では、前回のインターネット広告効果に関する各種指標の更新に加え、インターネット広告認知率とブランディング効果の関係、広告効果の時系列での変化、テレビCMとインターネット広告の関係などについても調べたとのことだ。
調査期間は2008年8月から2009年8月まで。25キャンペーン、30素材を対象とし、15回調査をしてのべ3万人が回答した。
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