総務省は、2009年6月末時点における「電気通信事業分野の競争状況に関する四半期データ」を公表した。
報告書によると、2009年第1四半期(4〜6月)における加入電話のシェアは、NTT東西が84.2%を占めたものの、前期比0.5%減と依然減少傾向を示した。
IP電話では、NTT東西が40.3%(前期比1.4ポイント増)、KDDIが10.5%(前期比0.4ポイント増)と増加した一方で、ソフトバンクBBが18.9%、NTTコミュニケーションズが14.3%と、それぞれ前期比1.3%、0.5%ポイントシェアを縮小した。
また、050以外の局番で始まる“0ABJ-IP電話”の利用番号数に占めるシェアでは、NTT東西が70.1%(前期比0.5ポイント減)と減少した一方で、KDDIが13.4%(前期比0.5ポイント増)とシェアを伸ばしている。
ブロードバンド(DSL、FTTH、CATVインターネット)全体の契約数では、NTT東西のシェアが50.6%。前期比で0.8ポイント増となり、四半期データの集計開始以来はじめて50%を越えた。
回線別では、DSLのシェアトップは、ソフトバンクBBのシェアで38.4%(前期比同ポイント)。対して、NTT東西のシェアは、前期比0.3ポイント35.4%減となり、差が拡大した。
一方、FTTHの契約数では、NTT東西のシェアが74.2%(前期比0.1ポイント増)と、依然シェアが微増している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス