環境に優しいエコなイメージを持つ企業の商品やサービスの購入、利用意向率は、M1層(20〜34歳の男性)で平均値の約5倍、F1層(20〜34歳の女性)で約3.5倍高まることが、M1・F1総研の調査でわかった。
同社は首都圏在住の20〜34歳男女のエコに対する意識を分析したレポート「若者のエコ意識〜エコに対する本音で7つのタイプに分類〜」(PDF)を発表した。レポートによれば、「地球環境の配慮」を最優先に考えて行動している人は、M1で12.8%、F1で16.2%であるのに対し、「節約」を最優先に考えて行動している人は、M1で36.5%、F1で42.8%に達するという。
またレポートでは、M1、F1層が何を最優先して行動しているかを検証し、「正義系エコ」「節約系エコ」「健康系エコ」「趣味系エコ」「見栄張り系エコ」「受身系エコ」「エコ低関与層」の7タイプに分類。各タイプの特徴とエコ商品の購買につながる手法について考察している。
割合としては「節約系エコ」が最も多く、M1層の36.5%、F1層の42.8%を占めた。また、「正義系エコ」はM1層が12.8%、F1層が16.2%にとどまる。M1層では「エコ低関与層」の比率が高めで、F1層では「節約系エコ」「正義系エコ」が若干高めとなった。
いずれのタイプでもエコイメージを持つ企業の商品やサービスであれば、購入、利用意向率は飛躍的に高まる。すべてのタイプを平均すると、M1層は約5倍、F1層は約3.5倍ほど高かった。企業のエコイメージ醸成は、M1、F1層に対する有効なアプローチ手段の1つであるとM1・F1総研は結論づけている。
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