国内外の生命保険会社がさまざまな商品やサービスをPRしている昨今、ネットユーザーは生命保険の情報収集や契約に関し、どのような意識を持っているだろうか。20代から40代の男女643名の回答を集計した。回答者のうち既婚者は39.5%(254名)、未婚者は60.5%(389名)。
現在生命保険に加入しているのは全体の61.4%。加入率が高いのは女性(58.9%)より男性(63.4%)で、年代別では上の年代ほど数値が高く、40代では20代(41.0%)を39.1ポイント上回る80.1%だった。
加入している保険の種類を複数回答形式で答えてもらったところ、トップ3は「終身保険(48.1%)」「定期保険(39.5%)」「個人年金保険(24.1%)」。「変額保険」「アカウント型保険」の加入者はごくわずかだった。掛け捨てタイプの「定期保険」は20代の加入率が53.1%と高く、今必要な保障をできるだけ安価で得たいという意識が強いようだ。
保険加入者に、どのように加入したかを複数回答形式で聞くと、「自分で調べて」が38.7%、「セールスの人にすすめられて」が33.4%、「知人にすすめられて」が28.4%という結果だった。
「自分で調べて」加入した人は30代(43.8%)が多く、既婚者では未婚者より16.2ポイント高い46.6%が「自分で調べて」加入していた。「セールスの人にすすめられて」は男性(40.1%)と40代(40.2%)、「知人にすすめられて」は女性(35.1%)と20代(31.6%)に多い傾向がみられた。
一方、未加入者にその理由を聞いたところ、最も多かったのは「予算がないから(31.5%)」だったが、「加入するきっかけがないだけで特に理由はない(27.8%)」がそれに続いた。
「予算がないから」を理由にしたのは女性(34.2%)と40代(40.5%)に多く、「加入するきっかけがないだけで特に理由はない」は20代(34.8%)と40代(9.5%)で大きな差がみられた。また、「セールスの人に話しを聞いたら断れなさそうだから」は4.4%。若い年代ほどそのような意識は低く、20代ではわずか2.8%のみだった。
なお、保険の加入状況を問わず、生命保険の情報を調べた経験があるのは全体の45.3%。保険未加入者でも4人に1人が情報収集をしていた。その方法としては「インターネットで情報を見た(33.3%)」が「パンフレットを見た(19.2%)」「保険を販売している人から直接話しを聞いた(19.2%)」を14.1ポイント引き離してトップ。多くの人が気軽に調べられるインターネットを生命保険の情報収集にも活用しているようだ。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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