Yahooは米国時間4月7日、刷新した「Artist Pages」を始動する。このサービスでは、「iTunes」やYouTubeなどのサイトからコンテンツをYahoo Musicのサイトに追加できる。これまではYahoo独自のコンテンツしか利用できなかった。
サイトでは50万組以上のアーティストについて、ツアー日程や音楽ビデオなどの情報が公開される。音楽のダウンロードや購入も可能だ。新しくなったサイトではYahoo以外からの情報も一緒にできると、Yahooは話している。同サイトがよりよい起点サイトとなるための取り組みの一環だという。
Yahooによると、まずは、iTunes、Amazon.com、Last.fm、Rhapsody、Pandora、YouTube、そしてYahooからの情報を得られるモジュールが用意されている(Last.fmはCNET Newsの親会社であるCBS傘下の企業だ)。将来的には、ユーザーが自分自身のアーティストページを制作できるようになる予定だ。
この動きは、Yahooの資産をほかのアプリやコンテンツに開放し、ほかのサイトがYahooのコンテンツを取り込みやすくすることを狙った「Yahoo Open Strategy(YOS)」の一環だ。同社はYOSでYahooのユーザー数とサービス利用を増加させたいと考えている。
ウェブのパイオニアであり、その優位性をGoogleやFacebookなどから脅かされているなかで、YahooはYOSの新機能について何カ月もデモを行ってきた。新しくなったYahoo Musicの機能には、バンドをお気に入りとしてマークするといったユーザーのアクションを、ソーシャルネットワークの仲間と共有できるようになるものがある。
この取り組みについてYahooは楽観的だ。Yahoo MusicのチーフであるMichael Spiegelman氏はプレスリリースで「Artist Pagesは、ウェブ自体のスケールとYahooの膨大な閲覧者を活用し、まったく新しく、オープンで、ソーシャルで、オリジナルなものを生み出していく。新しい世代の音楽ファンやウェブ利用者を、Yahoo Musicに引き寄せてくれるものと確信している」と述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」