Time Warnerは、低迷を続けるAOL部門の会長兼最高経営責任者(CEO)として、Googleの広告販売部門幹部のTim Armstrong氏を指名した。
AOLの現在の会長兼最高経営責任者(CEO)であるRandy Falco氏と社長兼最高執行責任者(COO)のRon Grant氏は、引き継ぎ期間が終わり次第、同社を去る。AOLのプレスリリースによると、Googleの販売部門の上級副社長であるArmstrong氏は、即座にAOLのトップに就任する。
Time Warnerの経営陣は、Armstrong氏の魔法のような手腕によって、不振の続くAOLが復活することを期待している。
「AOLを進化における次の段階に導くに当たって、Tim氏はこれ以上ない適任だ」とTime Warnerの会長兼最高経営責任者(CEO)であるJeff Bewkes氏は、声明で述べた。「Armstrong氏はGoogleにおいて、インターネットの歴史上、最も成功したメディアチームの1つを構築するのに寄与した。それにより、Googleはダイレクトマーケティングやブランドマーケティングを展開する企業にとって、世界で一番人気の高いオンライン検索広告プラットフォームになった」
Bewkes氏によると、自身はArmstrong氏に対して、AOLの広告プラットフォームをグローバルに発展させること、そして、Time Warnerが「AOL最適な構造」を決めるのに力を貸してくれることを期待しているという。Time Warnerは1年以上前から、AOLの分離独立に言及している。
2000年にGoogleに入社したArmstrong氏は、同社の執行委員会のメンバーで、南北米部門の社長を務めた。同氏は、Googleのオンライン広告事業を開発したことでよく知られている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」