英国の新聞Guardianは現地時間3月10日、同社の広告を扱うことを条件に、サードパーティーが自社コンテンツとデータに無料でアクセスできるオープンプラットフォームを開設したことを発表した。
このプラットフォームにより、Guardianは自社コンテンツを無料で提供し、サードパーティーの開発者がこれを利用したアプリケーションやサービスを容易に設計するよう支援する。コンテンツには、記事、動画、写真ギャラリーなども含まれる。
たとえば、あるパートナー企業は、Guardian読者がGuardianのすべてのコンテンツにジオタグをつけるサービスを開発している。これにより、読者は自分の地区が関係するニュース記事、動画、その他のコンテンツを容易に入手できるようになる。
Guardianはまた、無料のデータサービスも提供する。このサービスにより、サードパーティーは、Guardianが提供する統計やデータを自分たちのウェブサイトで利用できる。
無料でコンテンツやデータを利用できる代わりに、利用者はGuardianの広告を掲載しなければならない。
新聞、雑誌はここ数年間、読者の減少を受けて広告収入が減っている。広告掲載料金は発行部数に応じて決定するため、購読者の数が反映されることになる。
新聞、雑誌業界の問題は、このところの景気後退によりさらに悪化しており、各社の広告収入の減少率にさらなる拍車がかかっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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