自分のメールアドレス宛にメールを送っている人は、どのような理由で送っているのだろうか?意識調査を行い、20代から40代を中心とする男女469名の回答を集計した。
自分のメールアドレス宛に、自分でメールを送ったことがあるかと聞いたところ、「ある」が全体の86.6%。性別・年代問わず多数を占めた。男女差は見られないものの、年代別では20代が69.4%で他の年代よりも低く、30代は90.0%、40代は89.3%と高い割合となった。
自分宛に送ったのはどのようなメールか複数回答形式で聞いたところ、全体では「資料などのファイルを添付したメール(64.5%)」「メールアドレスや電話番号を書いたメール(58.9%)」「サイト情報(URLなど)を書いたメール(57.6%)」が上位に。「メモ書きをしたメール(48.3%)」「写真画像などを添付したメール(45.8%)」が40%台で続いた。
男女別で見ると、「資料などのファイルを添付したメール」で男性(68.6%)が女性を約9ポイント上回り、「写真画像などを添付したメール」では女性(50.5%)が男性より約9ポイント高い結果に。
年代別では、「メールアドレスや電話番号を書いたメール」で20代(41.9%)が30代・40代の60%台より約20ポイント低くなっている点が目立ち、他の項目はいずれも若い年代ほど割合が高くなる傾向が見られた。
自分宛にメールを送る理由を複数回答形式で聞くと、「自宅で確認するため」が全体の66.3%と性別・年代問わずトップ。以下、2位「情報を別の記録媒体に保存するため(43.8%)」、3位「忘れないようにするため(43.1%)」の順となった。
男女別に見ると、「情報を別の記録媒体に保存するため」が女性で48.4%と男性を約8ポイント上回ったほかは、ほぼ同じ割合。年代別では、「情報を別の記録媒体に保存するため」が20代で60.5%と他の年代を約20ポイントも上回り、大きな差をつけた。
自分へのメールは、どのメールアドレス宛に送ったことがあるかとの問いには、「(パソコンと携帯電話)両方とも」が全体の54.2%で最も多く、「パソコン用」が40.1%、「携帯電話用」はわずか5.7%だった。
男女別で見ると、「(パソコンと携帯電話)両方とも」では女性が60.2%で男性が49.1%、「パソコン用」では男性が44.5%で女性が34.9%とそれぞれ約10ポイント開く結果に。年代別では、「(パソコンと携帯電話)両方とも」で20代が69.8%と他の年代を15ポイント以上上回り、「パソコン用」では40代の42.9%が20代より15ポイント上回った点が目に付いた。
自分宛に送るメールアドレスの選択理由を自由回答形式で聞くと、「パソコン用アドレスにのみ送る」とした人では、「PCで管理している為」という声が多く見られたほか、「携帯電話向けメールでは添付資料が見られないから」「画像をパソコンで加工するため」といったコメントもあり、「会社に送られた私用メールを自宅から回答する為」というものもあった。
また「携帯電話用アドレスにのみ送る」人では、「いつでも確認できるから」「出先で確認する場合がある為」といったものが目立ち、「デコレーションメールの素材だから」という理由も見られた。
「(パソコンと携帯電話)両方とも」とした人に使い分け方を聞いたところ、「パソコンへはデータ保存のため。携帯電話へは情報閲覧のため」「PCは長期保存、携帯電話は外出用」「パソコン=仕事、携帯電話=私用」「データ容量と内容で」などの意見が多数。用途や状況に合わせて意識的に使い分けをしているようだ。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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