本を読まない人が増えてきたといわれるが、書籍を原作とするドラマや映画は多く、勢いのある作家は少なくない。ネットユーザーはどのように本を探し、購入しているのだろうか?20代から40代を中心とするネットユーザー男女468名の回答を集計した。
読書は好きかと聞いたところ、「とても好き」が最も多く全体の30.1%、「まあ好き」が28.6%、「どちらかというと好き」が15.4%で、合わせると実に74.1%もの人が『読書好き』という結果となった。特に女性は80.2%と男性を11ポイント以上も上回り、年代別では上の年代ほど高く、40代で80.5%だった。
本の購入を検討するとき、インターネットで情報を検索したことがあるかでは、「ある」が82.3%を占め、性別、年代問わず検索経験者が大多数。読書好きの程度別に見ると、「どちらかというと好き」では80.6%だが、「とても好き」とした人では92.9%に達した。
検索経験者に、インターネットで情報を検索した後の購入場所を複数回答形式で聞くと、「インターネット」が78.2%と最も多く、「店頭」が70.4%、「通信販売」が11.2%。情報収集はネットが主流でも購入は書店ですることも多いようだ。
検索経験者に、店頭で本を買うときにチェックするところを複数回答形式で聞いたところ、全体では「作者」が最も多く56.9%、以下「タイトル(45.7%)」、「値段(41.0%)」、「数ページ読む(40.5%)」、「インターネットのレビュー(39.5%)」といった順。
特に読書好きでは「作者」が63.2%と2位の「タイトル」を大きく上回っており、「作家」から読む本を選択していることがうかがえた。
また、「インターネットのレビュー」は「どちらかというと好き」では36.2%だが、「まあ好き」では39.8%、「とても好き」では43.5%と好きの程度が上がるほど注目度が高まっている点も目に付いた。
一方、検索未経験者に、同様に店頭での購入チェックポイントを聞いたところ、こちらは「タイトル」が最も多く41.0%、次いで「作者(34.9%)」、「値段(22.9%)」の順。検索経験者とは異なり「タイトル」が最も高ポイントで、いずれの項目も検索経験者の割合よりも低かった。
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