不特定多数の人が使う外出先での「トイレ」。衛生面での意識や求める機能 はどのようになっているのか?意識調査を行い、20代から40代を中心とする ネットユーザー男女412名の回答を集計した。
トイレは和式と洋式どちらがいいか?と聞いたところ、「洋式」が全体の89.1 %とほとんどを占め、20代では98.2%とほぼすべての人が「洋式」と回答し た。
お店や公共施設など、不特定多数の人が使用するトイレは不衛生だと思うか? との問いには「少し不衛生だと思う」が最も多く62.1%、「不衛生だと思う」 が28.9%で、合わせると実に91.0%もの人が『不衛生だと感じている』とし ており、「不衛生だと思わない」は9.0%と少数派。性別・年代問わず90%前 後が『不衛生だと感じている』結果となった。
お店や公共施設などのトイレに付いていてほしい機能は何か?複数回答形式 で聞いたところ、全体では「脱臭」が62.1%、「便座除菌クリーナー」が61.4 %で6割を超える人気となっており、以下「暖房便座」49.5%、「便座シート」 41.5%、「シャワー」35.7%、「自動便器洗浄」33.3%、「トイレ用擬音装 置」24.0%といった順。
男女別では、ほぼすべての項目で女性が男性を上回ったが、特に「トイレ用 擬音装置」が女性44.3%と男性を36ポイント以上引き離す高い割合となった。 一方、「シャワー」は男性44.9%で、女性を20ポイント以上上回っている。 年代別に見ると、40代で「シャワー」が41.4%と、他の年代に比べ高いのが 目立った。
不特定多数使用のトイレに対する衛生意識度別に見ると、「脱臭」は差がな いが、「便座除菌クリーナー」は「不衛生だと思う」人では73.9%と高いが、 「不衛生だと思わない」人では32.4%にとどまり、「便座シート」「自動便 器洗浄」も同様の傾向。
一方、「暖房便座」は「不衛生だと思わない」人では59.5%とトップだが、 「不衛生だと思う」人では38.7%にとどまり、「シャワー」も同じ傾向とな るなど、意識により設置希望には大きな差が見られた。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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