ゲーム機で利用する英語学習ソフトが数多く販売され、書店には英語の教材がずらりと並ぶ。英会話教室も多数存在する中、ネットユーザーにはどんなタイプの英語学習方法が人気なのだろうか。20代から40代を中心とする男女413名の回答を集計した。
英語の勉強をするとしたらどんな方法がいいかを複数回答形式で聞いたところ、トップは「ゲーム」で49.6%。およそ2人に1人はゲームで英語を勉強したいと回答する人気ぶりだが、2位の「英会話教室」も41.9%と高い支持を得ていた。インターネットを利用した「eラーニング」は24.2%で3位で、4 位の「本(23.2%)」、5位の「DVD(19.1%)」、6位の「CD(18.4%)」といった1人で学べるものを上回った。
男女別に見ると、「ゲーム」は女性が57.4%、男性が42.6%で、女性の方が15ポイントも高め。一方、「eラーニング」は男性が27.3%、女性が 20.8%で、男性の方がやや高かった。年代別では、「ゲーム」は20代と30代では50%を超えたが、40代では47.3%と半数以下だった。「eラーニング」は20代では16.7%だが、30代以上は4人に1人と、年代が上がるほど関心度が高かった。
あったら欲しいと思う教材について複数回答形式で聞くと、トップは「ネイティブに教わる」で、57.4%。次いで、「もともと英語が苦手だったが克服した人から学ぶ(30.0%)」、「カリスマ講師もの(15.5%)」、「子供と一緒に学ぶ(13.8%)」といった順となった。「アニメ・萌え系もの」は全体では13.8%だが、20代では27.1%で3位に入り、萌え系教材を希望する声は少なくなかった。
男女別に見ると、順位に差はないが、女性で「もともと英語が苦手だったが克服した人から学ぶ」が男性より9ポイント近く高かった点、男性で「その他芸能人・有名人もの」が10ポイント、「アイドルもの」が8ポイント女性より高かった点が特徴的。女性は実際に英語をマスターした人から学びたいと思う人が多く、男性は芸能人やアイドル系の商品に興味を引かれているようだ。
世代別では、「ネイティブに教わる」が20代は47.9%だが、30代は56.5%、40代は59.7%と年代が上がるほど数値が高くなる一方、「もともと英語が苦手だったが克服した人から学ぶ」は20代では43.8%、30代が31.0%、40代が25.6%と若い世代への人気が高かった点が目立った。また、20代では「アイドルもの」や「キャラクターもの」の希望も30代以上より高く、「アニメ・萌え系もの」への人気も合わせて考えると、楽しく英語を学びたいという気持ちがより強いことが想像できる。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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