携帯電話の新規契約者数が減少傾向となる中で、携帯電話各社はタッチパネルやブランドとのコラボレーションなどの新機種を登場させ、CMにもよりいっそう力を入れている。携帯電話ユーザーは携帯電話大手3キャリアにどんなイメージを抱いているのか、20代から40代を中心とするネットユーザー402名の男女に聞いた。
ドコモ、au、ソフトバンクそれぞれのキャリアイメージとして当てはまるものを複数回答形式で聞いたところ、ドコモは、1位が「ビジネスマン向き」の46.0%で、「実用的」が41.5%で続き、ビジネスツールのイメージが強い様子。また、3位は「年配向き」の20.1%でランクインしており、「らくらくホン」のヒットが背景にあってか、シニア向けのイメージが他社より強いようだ。
auは「若者向き」が53.0%と半数以上から回答があり、2位は「学生向き」の31.3%。性別、年代を問わず、「若い人向き」のイメージが強い。また、全体では「実用的」が16.9%で3位につけたが、20代では「実用的(16.1%)」より「安っぽい(22.6%)」が上回っていた。
ソフトバンクは、「安っぽい」が32.8%で1位となっており、特に男性で40.0%、30代で35.9%と高い。2位は僅差で「若者向き(28.6%)」、3位は「学生向き(25.6%)」の順で、20代では「都会的(21.0%)」「かっこいい(17.7%)」が他年代に比べ高い点も目立った。
携帯電話ユーザーの各キャリアに対するイメージをまとめてみると、ドコモはビジネスやシニア向きの落ち着いたイメージで、auとソフトバンクは若い人向きなイメージのようだ。景気の低迷もあり、ユーザーはより自身のライフスタイルに合ったキャリアや機種を選ぶ傾向にあるが、各キャリアはどのようなイメージ戦略をとっていくのかが、ますます注目される。
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