エスプレッソを主力にしたメニュー構成が特徴の“シアトル系コーヒーチェーン”が米国から上陸してから10年あまり、国内コーヒーチェーンも同様の店舗を展開し、従来の喫茶店も含めて街には数多くのカフェが見られるようになった。
ネットユーザーは、コーヒー専門店のコーヒーについて、値段や味などを含めてどう評価しているのだろうか。20代から40代を中心とする男女441名の回答を集計した。各チェーン店の評価は、そこのコーヒーを飲んだことがある人による「星3つ」が最高で、以下、「星2つ」「星1つ」「星ナシ」の4段階。
スターバックスの全体評価は星3つが19.8%を占め、星2つが53.1%と、7割以上が高く評価していた。男性、女性とも星2つの評価はほぼ同率だが、女性は4人に1人が星3つを与えたのに対し、男性の4人に1人は星1つで、1割近くは星ナシと男性の方がやや厳しい評価だった。年代別では、20代・30代では星2つが約6割だが、40代は星3つから星1つに評価が分かれた。
ドトールの全体評価は星2つが49.7%でトップ、次いで星1つが31.5%で星3つは13.0%。男女別では、星2つ以上を与えた女性が7割強だったのに対し、男性は5割半ばと、やはり男性の方が評価は辛口。年代別はやはり40代で評価が分かれ、星3つ、星1つがそれぞれ他年代より高くなった。
ドトールと同会社経営のエクセルシオールは、星2つが51.6%、星1つが30.3%、星3つは10.3%。男女別では、星2つ以上を与えた女性は7割弱、男性は5割半ばと、やはり女性の評価の方が高かった。また、20代は3割が星3つと高く評価されていた。
プロントは星2つが46.1%、星1つが40.1%で、星3つは2.4%。星2つ以上の評価は半数に達しなかったが、女性と20代では50%を超えており、20代では星3つが10.5%を占めた。
喫茶店形式のルノアールは、星2つと星1つがそれぞれ40%で、星3つは3.8%。星ナシが16.3%あり、20代では5人に1人にのぼった。また星2つ以上評価者の比率が唯一女性に比べ男性の方が高い点も目立った。
同じく喫茶店形式の珈琲館は、星3つが10.3%あり、星2つが40.5%、星1つが39.5%。星2つ以上の評価と星1つ以下の評価がほぼ同数で、男女別では、女性では星2つ以上の評価が6割弱だったが、男性は4割半ばと、やはり女性からの評価の方が高かった。年代別では、若い世代ほど星3つの評価が増えていた。
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