師走の一大レース、有馬記念の開催を目前とし、今から楽しみにしているファンも多いことだろう。この時期に合わせて「競馬に関する意識調査」を実施した。
調査対象は20代から40代を中心とするネットユーザー男女456名。今年の馬券購入について聞いたところ、「購入した」と答えたのは全体の8.4%。男性12.3%に対し、女性は4.1%と3分の1程度だった。年代別では40代が最も多く、12.5%の回答があった。
馬券を購入した人に、購入方法を複数回答で聞くと「競馬場」が41.0%で最も多かったが、「即PAT(インターネット投票サービス)」が35.9%でそれに続いた。
女性では競馬場と同率の44.4%、20代では競馬場、WINS(場外勝馬投票券発売所)とならぶ50.0%がインターネットを利用して馬券を購入していた。
さらに、出走馬や開催レース等の情報は何を参考にしているか(複数回答)との問いでは「インターネット」が66.7%でトップ。女性では88.9%にのぼり、男性(60.0%)を30ポイント近く上回った。
以下、2位「競馬新聞(46.2%)」、3位「テレビ(28.2%)」と続き、情報収集、馬券購入ともにインターネットを利用する人が多いことがわかった。
競馬場に行ったことがあると回答した36.8%に行った目的を聞いたところ、トップは「レース観戦」の63.2%、次いで「馬券購入」の55.6%となった。
性別では「レース観戦」が目的の男性は66.3%、女性は少し低めの58.9%。「馬券購入」を目的としているのは男性65.3%に対し女性42.5%と差が見られた。また、女性では「付き添い(42.5%)」との回答が馬券購入目的と同率で2位となった。
「競馬場に行ったことはない」と回答した63.2%に行ってみたいと思うかと聞いたところ、4.4%が「行ってみたい」、34.4%が「ちょっと行ってみたい」と回答。女性では、4.7%が「行ってみたい」、38.3%が「ちょっと行ってみたい」と回答し、合わせて43.0%が競馬場への興味を示した。
JRA(日本中央競馬会)のデータによると、2007年度の開催競馬場の入場人員は753万2111名で、そのうちの13.0%、98万2415名が女性。競馬場に行ってみたいという女性の潜在ニーズが4割あることからすると、今後、女性来場者は増加していくのかもしれない。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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