Googleは米国時間12月9日、複数の出版社と提携し、過去の雑誌を完全な形でオンライン提供することを発表した。
「Google Book Search」で導入されているのと同様のスキャニング手法を用いているため、雑誌は光学式文字認識(OCR)で処理され、Googleの検索エンジンにインデックス化される。Googleは同社公式ブログへの投稿で、このスキャンされた作品はまず、Book Searchで利用可能になり、後にGoogleの通常の検索結果にも統合される予定だと話している。
注目の出版物としては、「Popular Science」「Men's Health」「Ebony」「New York Magazine」が挙げられる。提携の一環として、雑誌出版社に対しては、ユーザーを自社サイトに誘導するリンクが張られている。リンクは、広告やユーザーによるレビューと並んでコンテンツの脇に表示される。
Googleが雑誌の分類に使用しているタグは「Magazines」のほかになく、これは、本ではないということを示している。しかし、読みたい雑誌が発見できれば、10年間区切りで過去のタイトルを参照することができる。また、Google Mapsのレイヤも表示され、雑誌の中で言及されている場所を示し、該当するページと記事へのリンクが張られる。
Googleと参加する出版社が、特定タイトルの完全版デジタルコピーを販売することでこの新しいプログラムからさらなる収入を意図しているのかどうかは明らかではない。現状では、ユーザーは雑誌の完全版を閲覧可能だが、個人利用のためオフラインに保存することはできない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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