Microsoftが社内外で直面している課題や失敗を指摘する人は多い。こうした環境では、同社に対して批判的な意見を述べることは簡単である。
そんな中、Microsoftの動向を長い間観察しているDirections on Microsoftが最新のリポートで、Microsoftが正しかったポイントを5点報告した。
リポートはインターネットで公開されており、一読に値する。
Directions on Microsoftが挙げているのは、開発者へのアピール、ソフトウェアへのフォーカス、自社製品の販売を他社に依存するモデル、マス向け技術へのターゲットの絞り込み、長期的視点の5つである。
これらは確かに、Microsoftが過去の失敗を乗り切り、競争上の脅威に対応するうえで役立ってきた。Microsoftはこれまで、多くの難問を経験しながら、同じビジネスモデルをほぼそのまま維持してくることができた。だが、来る時代の新しい課題に対しては、同社がこのモデルを維持することは難しいだろう。
筆者は、Microsoftがサービスとしてのソフトウェア(SaaS)を提供し、収入を得る方法を見つけ出すだろうと確信している。だが、売上高と利益の両面で、これまでと同じような数字を出せるかは、重要な問題である。
現在の変化を率いている人物Ray Ozzie氏については、CNET Newsの記者であるDan Farberの記事ともに、WiredのSteven Levy氏の記事に一読の価値があると、筆者は考える。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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