外資系企業への転職支援サイト「キャリアクロス」を運営するシー・シー・コンサルティングは11月27日、「日本人部下に対する外国人上司の意識調査」の結果を発表した。
この調査は、日本に1年以上在住し、日本人部下を持っていた経験がある外国人のみ542人(男女比8:2、中小企業48%、大手企業34%、該当なし18%)を対象に、11月5日から12日に実施された。
調査によると、日本人部下との働きやすさは、外国人上司全体の82.6%が「働きやすい」「やや働きやすい」と評価したという。その一方で、全体の79.3%が自分のポジションを奪われる脅威を「あまり感じない」「感じない」と答えた。
日本人部下の信用度については、94.4%が「信用できる」または「やや信用できる」と回答した。一方で日本人部下が何を考えているか分からないときがあるかと聞いたところ、「頻繁にある」と「たまにある」を合わせ77.5%が「ある」と答えている。このことから、シー・シー・コンサルティングは、外国人上司は日本人部下を信用しつつも、考えを共有できないまま仕事を進めていると分析している
また、仕事における日本人部下との苦労点では、「他人との衝突を恐れる」(13.8%)、「リスクを避ける」(12.4%)、「変化への対応力がない」(12.2%)という回答が上位を占めた。日本人ビジネスパーソンを自分の部下として迎え入れる場合に重視する点では、「リスクを恐れない」(10.9%)、「創造性がある」(9.4%)、「変化への順応性」(9.4%)、「コミュニケーション力」(9.3%)という回答が多かった。
さらに、日本のビジネスパーソンが世界でも通用できると思うかを聞くと、55.8%が「通用する」または「まあ通用する」と肯定的だった。活躍するための要素については、語学力以外に、「変化を受け入れ」「周囲との衝突も恐れず」「新たなものを発想する」力が重要であるという意見が多かった。
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