バンダイネットワークスとネットマイルは11月11日、「『インターネットの利用状況』についてのアンケート調査」の結果を発表した。この調査から中学生の4人に1人が自分専用のPCを所有しており、29.6%が5年以上の利用歴があるということがわかった。
この調査は、バンダイネットワークスが運営するサイト「サークルリンク」の会員を対象に、10月23日から27日にかけて実施された。有効回答数は、752人(小学生低学年(小学1〜2年):18人、小学生中学年(小学3〜4年):179人、小学生高学年(小学5〜6年):403人、中学生:152人)。サークルリンクは、小中学生を中心に30万人以上の会員が参加する情報交換サイトである。
まず、インターネットの利用端末は、全体の96.9%以上が「PC」と回答している。そのうち19.2%の子どもが自分専用のPCを持っており、中学生になるとおよそ4人に1人が自分専用のPCを所有していることがわかった。その他の端末として回答された「ニンテンドーDS(Lite)」(16.0%)、「Wii」(10.9%)、「携帯電話・PHS」(9.6%)、「プレイステーションポータブル(PSP)」(3.6%)は、男の子の利用が多く、男の子はゲーム機を使ってインターネットを利用する傾向が強いことがわかった。
インターネットの利用歴は、全体の45%が「3年未満」と回答している一方で、小学校高学年や中学生では5年以上利用している子どもが30%弱となっている。また、1日当たりの利用時間は、年齢が上がるにつれて長くなる傾向にあった。
インターネットへアクセスする場所は、95.1%の子どもが「自宅」と回答した。さらに、主に自宅でインターネットを利用している子どもに、自宅のどこでアクセスしているかを聞いたところ、56.6%が「家の居間」と回答している。中学生になると19.6%の子どもが「自分の部屋」で使うと答えており、小学校中学年は、「親の部屋」で使う子どもが18.6%と他の年代よりも多く、「家の居間」という回答は46.7%にとどまった。
インターネットを使うようになったきっかけについては、「家族にすすめられて」や「学校の授業」という回答が多かった。特に小学校低学年は、44.4%が「家族にすすめられて」と回答している。このほか、ゲームの通信対戦をきっかけに始めたと答えた子どもが、男の子や小学校低学年に多く見られた。また、小学校高学年と中学生では学校の授業をきっかけに始めた子どもが多い。
インターネットの利用目的については、全体では「ひまつぶし」「遊びや趣味の情報を収集するため」「オンラインゲームで遊ぶため」という回答が多かった。「ひまつぶし」「遊びや趣味の情報を収集するため」という回答は、年齢が上がるにつれ多くなり、「オンラインゲームで遊ぶため」は反対に少なくなっていた。中学生では、「誰かとやりとりをするため」や「自分のブログやホームページを作成するため」などの回答も多く、自ら情報を発信する目的にもインターネットを使っていることが明らかになった。
インターネットを使うときの家族との約束事は、利用時間についての決まりごとや、「お金のかかるサイトには行かない」などの課金についての内容、「名前や住所をホームページなどに載せない」「会員登録をしない」「危ないサイトに行かないこと」などの約束事が多かった。
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