こんにゃくゼリー窒息事故、再発防止に重要なのは「消費者側の注意」7割半

アイシェア rTYPE リサーチ2008年11月05日 11時37分

 こんにゃくゼリーをのどに詰まらせ男児が窒息死した事故を受け、マンナンライフは事故の原因となった「蒟蒻(こんにゃく)畑」の製造を中止した。この事故をめぐる一連の騒動について、ネットユーザーはどう感じているのだろうか。

 有効回答を得たネットユーザー男女445名のうち、「蒟蒻畑」を食べたことがあるのは84.3%。女性では90.4%にのぼり、広く親しまれた商品であることが伺えた。「蒟蒻畑」以外も含め、こんにゃくゼリーを食べたことがあるとした回答者389名に、「どのくらいの頻度で食べるか」を聞いたところ、「年数回」が最も多く48.0%。「年1回以下」が35.2%で続いた。

 「事故の再発防止として最も重要だと思うこと」は、全体の76.6%が「消費者側の注意」と回答。「メーカーによる製品の改善」の16.9%、「法規制」の0.9%を大きく上回った。

 また「メーカーによる消費者側への注意勧告」については、半数以上の57.5%が「十分な対応が出来ていたと思う」とした。事故を受けて製造中止となった「蒟蒻畑」だが、ユーザーの多くは、自主的な注意が再発防止に最も重要だと認識しているようだ。

 また「製造中止」からさらに踏み込んだ「販売停止」の意見が出ていることについて、「停止するべき」と賛成の意向を示したのはわずかに1.8%。「製品の質や大きさを見直すべき」とする人が35.7%を占めたが、「現状のままで良い」とする意見も33.3%でほぼ同率だった。

 今回の調査では、有効回答者の過半数がメーカー責任は果たされていたと考えており、商品自体も否定されていない。食品にまつわる事故が多発する昨今、メーカーや行政の対応任せにせず、自らが感度を高め、事故を防がなければならないとの消費者意識が伺える結果となった。

 調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。

事故の再発防止として最も重要だと思うこと

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