警察庁は8月8日、2008年上半期の出会い系サイトが関係した事件の検挙状況を公表した。
警察庁のまとめによると、2008年上半期の出会い系サイトに関係した事件の検挙件数は777件。2007年上半期の907件に対して、14.3%減少したことになる。また、出会い系サイトによって犯罪被害に遭った児童数は356人で、前年同期比の41.1%減少となった。
一方、検挙された事件の内訳では、児童買春・児童ポルノ法違反が全体の41.1%を占め、もっとも多かった。さらに、出会い系サイト規制法違反で検挙された件数は159件にのぼり、そのうち74件が児童による誘引だった。
出会い系サイトへのアクセス手段では、全体の98.3%が携帯電話だった。前年同期の95.9%に対して、わずかに増加したことになる。
同庁では今後の対策として、サイバーパトロールや、フィルタリングの普及啓発活動などを強化するとしている。
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