NTTドコモの100%子会社、ドコモ・ドットコムは4月23日、モバイル動画受容性に関する調査結果を発表した。
調査によると、モバイル動画配信サイトについて「知っている」と回答した人は66.7%、年代別にみると23歳以下の認知率は約7割 、24歳以上は6割台と年代が上がるにつれて認知率は下がる傾向にある。
3カ月以内にモバイル動画サイトを利用した人は約2割、特に「You Tube」や「ニコニコ動画」の視聴が多い。動画利用者に今後の視聴意向を聞いたところ、「ある」と回答した人は89%と大半を占めた。非利用者に今後の視聴意向を聞いたところ、「ある」と回答した人は47.2%と約半数に上った。
モバイル動画サイトの情報入手経路としては「家族・友人・知人のクチコミ」(37%)が最も多く、年齢別でもすべての年代でトップとなっている。特に15〜18歳の若年層では約5割と多くなっている。次いで「携帯の検索サイト」(22%)、「テレビCM」(15%)と続く。視聴ジャンルは「音楽(プロモーションビデオ)」(47%)や「一般の人がアップしている動画」(35%)が多い。
モバイル動画サイトの視聴理由としては「料金が無料だから」(71.9%)や「好きな時に見られるから」(50.8%)、「定額制に入っているから」(44.6%)などが多く挙げられた。一方、モバイル動画サイトに求めるポイントとしては「料金の安さ」(72.3%)や「画質のよさ」(52.3%)、「ジャンルの豊富さ」(40.6%)、「サイトの検索しやすさ」(39.2%)などが多く挙げられている。
そのほか、「携帯のネットやメールは日常生活に必要」(68.0%)や「携帯の検索サイトから調べたい情報を探せる」(30.2%)、「商品・生活情報を携帯のネットで調べることが多い」(23.4%)、「携帯からブログ・SNSによくアクセスする」(21.6%)、「携帯で動画をみることい興味がある」(14.6%)など、携帯が通話やメール以外にも幅広い用途で利用されていることが伺える。
調査は2008年1月24日から2008年1月30日、ビデオリサーチに登録している首都圏在住の15〜49歳の男女のうち、携帯インターネット利用者を対象に実施したもの。有効回答数は1465人。
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