ネットレイティングスは4月22日、2008年3月の月間インターネット利用動向調査の結果をまとめたと発表した。
発表によると、ユーザーの質問に対してユーザーが回答し知識などを共有できるQ&Aサイトの利用が急増しており、その中で最も利用者の多い「Yahoo!知恵袋」をみると、2008年3月の利用者数は前年同月の465万人から2.7倍拡大し1261万人に達したという。
ページビュー数も前年同月の1億5226万1000ページビューから約2倍拡大し、2億8184万2000ページビューに増加、Yahoo!JAPANの各種メニューの中で最も高い成長率となっている。また、「教えて!goo」も利用者数は前年同月の505万人から581万人に増加、ページビュー数は5578万1000ページビューから6592万4000ページビューに拡大している。
一方、米国で1位のQ&Aサイト「Yahoo!Answers」とYahoo!知恵袋の利用率を比較すると、Yahoo!Answersの利用率は9.4%に対し、Yahoo!知恵袋の利用率は25.7%で米国を上回っていることがわかる。また、「Wikipedia」の利用率を比較すると、米国は24.5%となっているのに対し、日本は37.8%でやはり米国を上回っている。
同社の代表取締役社長兼ニールセン・オンラインチーフアナリストの荻原雅之氏は「WikipediaやQ&Aサイトに代表されるようなユーザー同士による知識・情報共有サービスは、動画やSNSなどと並び近年最も成長したジャンルです。弊社では昨年2月にもQ&Aサイトの成長に注目したデータを公表しましたが、その後も予想を超えるスピードで拡大しています。米国と比べて利用率が高いことから、日本人好みのサービスともいえそうです」とコメントしている。
調査は日本のウェブサイトの利用状況を毎週、毎月ウェブサイトごとに当該期間に1回以上、ウェブサイトを訪問または視聴したとされる同一人物の重複を除いた推計利用個人数。
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