IDCとGartnerが米国時間4月16日に発表した調査結果によると、Appleは第1四半期、米国のPC市場全体を大幅に上回るペースでMacを出荷したという。
PC市場は世界全体で14.6%成長したものの、米国の成長率はわずか3.5%だった。米国での成長率が芳しくない状況にも関わらず、Appleの米国での出荷量は市場や、PCメーカー大手5社を大きく上回るペースで増加した。
Gartnerによると、Macの米国での出荷量は32.5%増えたという。一方のIDCはMacの成長率について控えめな見解を示し、25.1%とした。両調査会社の数字の差は、調査方法の違いに起因するが、どちらの数字からもAppleが第1四半期は好調だったことが分かる。また両社によると、Apple以外で唯一、米国で2桁の成長をしたのはDellで、第1四半期の成長率は約15.6%だったという。
Appleが本来狙っている市場から少し外れた、プロフェッショナル向けのPC市場で「けっこうな成長率」を誇っていると、Gartnerは指摘する。Appleの市場シェアについてGartnerは6.6%、IDCは6%としている。両調査会社とも、地域別のトップ5を発表するが、Appleが世界のトップ5入りを果たすまでの道のりはまだまだ長そうだ。
Appleは23日に四半期決算を発表する。どういう発表がなされるかとiPodとiPhoneに関する話題が多く出回っているが、このたびの調査結果でMacの販売は順調であることが明らかとなった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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