Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のメディアインタラクティブと共同調査のもと、会員登録時のID・パスワードに関する調査を実施した。
≪調査結果サマリー≫
Q1では、会員登録時には絶対に必要となるIDやパスワードの保管方法について訪ねた。 その結果、「自分で記憶している」と回答したユーザーが最も多く51.6%となった。 次いで、「手帳などの紙に書き留めている」の37.2%。「デジタルデータに保存している」の27.6%が続く結果となった。
2007年8月、Webマーケティングガイドが調べた「インターネットセキュリティーに関する調査(下)」では、「自分自身の記憶」と回答したユーザーが最も多く44.8%。次いで「手紙などにメモしておく」の35.9%。そして「メモやワードなどのドキュメントに保存している」の28.0%が続いている。
今回の調査結果とは、パーセンテージこそ違うがその順位関係は変わっておらず、ユーザーのIDやパスワードの保管方法に関しては一定の傾向があると考えられる。
※本調査では、アンケート回答者がより回答しやすいように選択肢の書き方を多少変更している。 その為、「インターネットセキュリティーに関する調査(下)」と本調査では選択肢が多少異なっている。
Q2では、会員登録したサイトにログインしようとした時、IDやパスワードを忘れてしまい困ったことがあるかどうかを尋ねた。その結果、「よくある」と回答したユーザーは25.8%。「たまにある」と回答したユーザーは62.8%となり、両者を合計した88.6%のユーザーは会員登録時にIDやパスワードの忘れによって困った経験があることがわかった。
サイトや企業が異なれば、文字数の上限下限や数字の不必要、また特殊文字が使えるかどうかも変わってくる。また、Q1の調査結果からは半数以上のユーザーがIDやパスワードを”自分の記憶”で覚えているということがわかっており、この88.6%という数字も妥当性のある数字に思われる。
最後にQ3では、Q2でIDやパスワードがわからなくなり困ったことがあると回答した443人に対して、その際どのように対処したかを尋ねた。 その結果、「IDやパスワードを問い合わせ、登録してあったものを知らせてもらった」が最も多く74.9%。 若干差は開くものの2番手には「IDやパスワードを再発行した」の48.8%。そして「管理者からの発行時のメールを見返した」の45.1%が続く結果となった。
企業にとってもユーザーにとってもIDやパスワードの再発行やメールの確認、そして試行錯誤をしてIDやパスワードを思い出すという行為は面倒なもので、出来れば避けたい事態である。 その原因として、上記したように各サイトや企業におけるIDやパスワードの規格が異なることが多少なりとも影響していると考えられる。
次回の自主リサーチでは、今後普及が期待される「Open ID」の認知や利用実態などについて触れていく。
本調査は、メディアインタラクティブが保有するリサーチ会員に対して行った調査となっております。 あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。 業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。 より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
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調査対象者 :20歳〜49歳の男女
調査期間 :2008年2月19日〜2008年2月21日
調査方法 :インターネットリサーチ
調査機関 :メディアインタラクティブ
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