米Yahooはホームページを変更し、初めて外部へのリンクを追加した。同社は、さらなるオープン性とインターネットへの入り口となるというフォーカスを打ち出しており、今回の変更はその一部となる。
Yahooは米国時間10月25日、一般ユーザーに新しいメインページを公開した。以前のものとほとんど同じだが、中央にある「Featured」セクションにニュースなど他の項目への外部リンクが貼られている。この項目はYahooの編集担当が選ぶものだ。
Yahooのフロンドドア担当バイスプレジデント、Tapan Bhat氏によると、テスト段階では、The Wall Street Journal、NASA、Forbes、Timeなどのサイトにリンクを貼ったが、どのウェブサイトへもリンクを貼ることができるという。小規模なサイトの場合、トラフィックが集中するのを避けるため、メインの記事としてではなく、関連リンクとしてリンクを貼る。
Bhat氏は、自社サイト以外へリンクを貼るというこの動きについて語りながら、「古くからあるポータルサイトのうち、外部リンクを貼るのはわれわれだけだ」と述べた。「Yahooは、ウェブ上にあるベストな情報にリンクする」(Bhat氏)。
Yahooは、ライバルと差別化するにあたり「オープンな姿勢」を主義としており、今回の動きはこれにフィットするものだ。これはまた、最高経営責任者(CEO)のJerry Yang氏が先週、第3四半期業績の発表後にアナリストと行った電話会議で打ち出した目標を達成するためのものでもある。この際、Yang氏は、「インターネットを利用する多くの消費者のスタート地点となる」という目標を示していた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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