前回書いた記事に、「RSSフィードの真価はSEO=検索エンジン対策=にある」というトラックバックをいただきました。
RSSがSEOにある程度の効果がありそうだという点は、折に議論のあるテーマですが、その効果範囲の明確なご説明がしにくいために前回の記事からはあえて省いていました。
しかし、せっかくの機会ですので現時点での私の理解を整理してみたいと思います。
サイトを検索エンジンに最適化することを考える場合、現在では主にその要因を2つに分けて考えます。
ひとつめが、HTMLの書き方やサイト内のリンク構造などの「サイト内の要因」、ふたつめが、外部からどのようなリンクが張られているかという「サイト外の要因」です。
私は、RSSがSEOにもたらす効果は次のように整理できると考えています。
サイト内の要因に対する効果→検索エンジン上のインデックス状況の改善
サイト外の要因に対する効果→バックリンク要因の改善
上記はRSSを配信することである程度自然に期待できる効果ですが、さらに意図的に使うことで効果を増幅できる側面もあります。
人為的に施策をとる際にRSSを用いる利点
それぞれ詳しく見てみましょう。
冒頭で紹介したブログでは次のように、検索エンジンがRSSフィードをどのようにクロールしているかを紹介しています。
Yahooのロボットは必ず数時間おきにRSS/atomフィードを見に来る。googlebotも似たような感じだが新記事をアップした日は数分おきに見に来るという徹底ぶり。
実際に、RSSを配信しているウェブサーバのログを詳しく見てみると、検索エンジンのロボット(クローラーなどとも呼ばれます)が、RSSフィードに頻繁にアクセスしてきているのがわかると思います。
これにより、ウェブサイトの更新時に更新の内容を適切に検索エンジンに伝えることが可能になります。
◇◇◇
また、検索エンジンのロボットは、RSSをチェックするだけでなく、そこに含まれる記事のリンク先もきちんとチェックしています。
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