ニューヨーク発--「Windows Vista」を使うとどんなメリットがあるのか、実はよくわかっていない?そんな人のために、Bill Gates氏は喜んで説明してくれるだろう。
Microsoftの新しいOSをいいかげんに評している評論家もいるが、同社会長のGates氏によると、3〜4分間のデモを経験すれば、Vistaには「Windows XP」を超えるよさがたくさんあることを多くの人が納得するという。
Vistaおよび「Office 2007」の一般向け発売を翌日に控えた米国時間1月29日、Gates氏はCNET News.comのインタビューに応じた。2部構成のインタビューの前半で、Gates氏は評論家たちの意見を受けて、Vistaの売りを簡潔に説明し、ピア・ツー・ピア(PtoP)コンピューティングの復活の可能性について話している。
また、数日中に掲載予定のインタビュー後半で、Gatesは「Xbox」と「Windows Live」について話し、現在のようなテレビは時代遅れなのかという問題を語っている。
Windows Vistaは、革新的なハードウェアであれソフトウェアであれ、業界のほぼ全体が足場とするプラットフォームです。これを市場に出し、仕事の基盤として使えるようにするというのは、非常にエキサイティングです。これを実現するために、約500万人の協力を得て、世に出す準備が整ったという評価をもらいました。今、世に出すことがそうした人々に感謝するチャンスなのです。そして、ほかの人々にもその成果を享受してほしいと思います。
そうですね。ソフトウェアの場合はいつもそうなのですが、可能ならば3〜4分間のデモを体験してもらうのが一番です。そうすれば、われわれがこれを驚くべきものだと考えている理由が、本当に理解してもらえるでしょう。検索、設定、ユーザーインターフェースがより扱いやすくなっています。ペアレンタルコントロールやアンチフィッシングで安全性が向上しています。シンプルなWi-Fi機能で接続性を改善しました。「Windows Movie Maker HD」や、「DirectX 10」採用のゲームで楽しみが広がります。
3〜4分間見てもらえば、「なんだ、XPと同じじゃないか」とは言わないでしょう。まったく違うものであるとわかります。テレビを見るよりもWindows搭載PCで過ごす時間が長いとすれば、その体験を可能な限り最高なものにするのは、大いに価値があることでしょう。
私のPCのところへ連れていって、「Photo Gallery」で画像をより効果的に検索したりまとめたりするところを見せられれば、それが最も簡単だと思います。Windows Vistaが可能にしたすばらしいグラフィックスの性能も披露することができます。また、ペアレンタルコントロールを使って息子のPC利用時間をどう設定するかを見せてもいいでしょう。あるいは娘のアクティビティレポートを見て、どのようなウェブサイトを見ているのかチェックする方法も示すことができます。
すぐに具体的なイメージがつかめると思います。Vistaの起動が速くなったという事実だけでわかってくれる人もいるでしょう。起動については格段に改善されています。どこを魅力に感じるかは人それぞれです。
PtoPなどの機能です。インフラは構築しました。RSSの先端的な使用によって、すべてのアプリケーションがそういったものをそれぞれ再構築する必要はなくなっています。Hewlett-Packard(HP)がタッチスクリーンの効果的な利用によって、写真の扱いを非常にシンプルにしたことにはとても感心しました。選び、組み合わせ、編集を多少しても、ソフトウェアを使用している感じはまるでないのです。きわめて自然です。
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