そう思います。MOOは個人的に好きですが、2年前のプロダクトなので少し古くなってきています。
Pokenがおもしろいのはいろいろなモードがあることです。たとえばビジネスのアカウント、プライベートのアカウントなど、公開情報を切り替えられます。Pokenのセンサー部分を押すたびに、色が点滅し、アカウントをローテーションできます。
その色によって現在のステータスを識別します。黄色ならばプライベートモード、青ならビジネスモードといった具合に、5種類のプロフィールを管理できます。
ゴーストモードというおもしろい機能もあります。どんな人が来るかわからないパーティでは、Pokenするのをためらうこともあるでしょう。でも断りづらいこともあります。そういうときはセンサー部分を1度押して、30秒以内にタッチすればデータは交換されません。しかも相手にはそれがわかりません。
ウェブサイトにログインした後に、「あの人はそんなに怪しい人じゃなかった」と気づいたら、改めてプロフィールを公開することもできます。なかなか奥が深い機能でしょう(笑)。
差別化の1つは携帯電話同士に互換性が少ないことです。そしてデータ交換の方法も面倒です。実際に対面で携帯電話でデータを交換する人はそれほど多くないのではと感じています。
またPokenは高価なものではありません。手ごろな価格で情報交換がしやすくなるということは、大きな差別化のポイントになるでしょう。
携帯電話で交換されるデータの中身は、携帯電話の番号とメールアドレスがメインです。それに対してPokenはFacebookやTwitter、ブログのURLなど、扱うデータの質が違うというのも間違いなく差別要素です。ソーシャルビジネスカードという位置づけですので、交換したい情報を自由に管理できます。
そうとも限りません。実際はそれほどウェブのヘビーユーザーのみを重要視しているわけではありません。なぜかというと、Pokenの使いやすさが評価されていて、逆にまだSNSを利用していない人たちにも興味を持ってもらっているからです。
FacebookやLinkedInを利用していなくても、Pokenのプロフィールに自分の連絡先を記載したり、顔写真をつけたりするだけでも便利に使えます。さらにPokenした日付と時刻も記録できるので、いろいろと応用の幅も広いと思っています。
私は昨日(Tokyo CGM Nightで)、非常に多くの方と名刺を交換しました。名刺の人が誰なのか、覚えられない人もいます。名刺には写真がないですからね。これがPokenとの大きな差です。Pokenのユーザーはほとんど皆が写真を公開しているし、ブログのURLも載せています。
Pokenには自分のコンタクトリストにタグ付けしたり、コメントを入力したりできます。たとえば、この人はヒゲを生やしていたとかね(笑)。Tokyo CGM Nightで会った人に「Tokyo CGM Night」とタグを付けておけば、ワンクリックで当日会った人たちを検索できます。
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