Poken創立者が提案するソーシャル名刺交換--「mixiにも対応する」 - (page 2)

鳴海淳義(編集部)2009年03月17日 11時45分

--欧州での販売状況はどうなっていますか。

 発売したのは10週間前のことです。それがあっという間に欧州諸国に拡大しました。インターネットコミュニティの人たちだけでなく、テレビや新聞などの伝統的なメディアもPokenを取り上げてくれています。デザインがおもしろく、革新的で、競合商品もないからでしょう。

 オランダでは午後6時の堅いニュース番組で報道され、1月末の時点で「今年の流行語はPokenだろう」という発言までありました(笑)。

 現在は欧州の18カ国でパートナー企業が販売してくれています。イギリス、フランス、スペイン、ドイツ、イタリア、トルコ、アルゼンチン、コロンビア、台湾、日本などで売られており、米国市場の立ち上げも進めているところです。

 日本ではAmazon.co.jpのみの販売となっていますが、国ごとに販売チャネルは異なります。欧州ではライフスタイル商品を扱う小売店でも販売しています。たとえば、トレンド性の高いパリのショップ「コレット」とかね。Pokenのかわいくて、革新的で、おもしろいデザインが評価されていると思います。

--日本で名刺として利用されるためには、もう少し改良の余地があると思います。国ごとにPokenのデザインを変える予定はありますか。

 もちろんあります。いま各国のデザイナーから、こんなデザインのPokenを作りたいというオファーをいただいています。そういうタイアップは積極的に展開していく予定ですし、日本のデザイナーからも声をかけてほしいです。

 すでに販売されているデザインはスイスの有名なデザイナーによるものです。いまはイギリスのデザイナーチームから出てきた新デザインのPokenも準備しています。

--いま欧州ではどういった世代に使われているのですか。

 Pokenを作ったときに、まず意識したのは「Facebook世代」の若い人たちです。しかし実際は、意外にも幅広い人たちに支持されています。16歳から45歳に使われていて、ヘビーユーザーが多い世代は30代ですね。意外でしょう?

 彼らは先日東京で開かれたTokyo CGM Nightのようなイベント、あるいは飲み会でPokenを使っています。ソーシャルビジネスカードというポジショニングでPRしていくので、これからビジネスパーソンに普及していくだろうと予想しています。

 いまは名刺交換の後にPokenもする人が多いですね。日本は特にその傾向が強くなるでしょう。おもしろいことに、日本には名刺交換にもフォーマルな形式があります。そこで我々もPokenのエチケットを作りました。正式なPokenの方法はこうです。Pokenのボディ下側を持ち、まっすぐ相手に向けてタッチします。上下の向きにも注意してください。これが我々なりのエチケットです(笑)。

poken正しいPokenのやり方

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