パネラーとして「Life-X」をいろいろ触って書かせて頂くのも最後になりました。なので、第1回から自分で書いてきたことを振り返ってみました。大体をかいつまんでみると‥‥第1回:ITリテラシの低い人に勧めるのは難しそう 第2回:携帯電話しか使っていない人やテレビでも見せられるのが存在意義 第3回:万能感よりはシンプルに写真と動画に注力しても良いのでは 第4回:チャン...
ソニーとLife-Xが挑戦している分野は、ビジョンとして様々な端末をネットにつなぐことを目指しているという意味で、個人的にも非常に興味のある分野なので、期待するところが大きいです。ただ逆にみると、まずはビジョンを達成するためにも、分かりやすい利用パターンを1つ1つ提示していくことが必要ではないかと思います。一般的な利用者からすると、1つのサービスで何でもできるとい...
最近、YouTubeを見て、あれ?と思ったら横長になってました。しかもどうやら、URLの末尾に「&fmt=22」を付けると最大1280×720ピクセルの高画質になるみたいです(もちろん、HD画質で上げられた動画のみ)。いくつか高画質で上げられた動画を全画面表示でみたんですけど、高画質すぎて吹き...
ソニーにはぜひサービスに対応するハードウェアを自社以外にも広げてほしい。専用ソフトの搭載が無理でも、WEBブラウジング可能な家電製品の動作チェックを行うなど「ソフトウェアサービス」の観点から他社製品への対応も確認して欲しいのだ。ソニー製品にしか対応しないのならばLife-Xの将来は暗いものと考える。なぜなら海外でもLife-Xに似たサービスは始まっているし、日本でも他社から同...
写真や動画、ブログなど、日々の感動を記録したコンテンツを1カ所に集め、デジタル機器の垣根を越えて、家族や友人などと共有できるライフログ・シェアリングサービスが「Life-X」。現在、クローズドベータとして限定テスト公開されているが、いち早くこのサービスに触れたCNETパネラーに、第一印象を聞いてみた。
写真や動画、ブログなどを使って自分の生活を記録していく「ライフログ」や、もっと手軽にライフログでコミュニケーションしようとする「ライフストリーミング」について、その魅力や概念をどのように捉えていますか。また、そのうえで、ライフログ・シェアリングサービスのLife-Xを実際に使ってみてどのように感じましたか。
パソコンはもちろんのこと、携帯電話やテレビ、ゲーム機など、さまざまな機器から利用できるのもLife-Xの特徴の1つです。10月20日から写真をプレイステーション・ポータブル(PSP)とプレイステーション 3(PS3)で表示できる専用サイトもできました。今後、デジタルカメラやビデオカメラ、ポータブルオーディオプレーヤーなどをはじめとして、ネット接続が可能になる機器はどんどん増えていく可能性があります。こうした中、ライフログ・シェアリングサービス「Life-X」のようなネットサービスと連携してほしいのはどんな機器で、どのように使いたいですか。また、さまざまな機器と連携する際に、魅力的なコンテンツは何だと考えますか。
日常生活の中では、たとえば家族旅行や出張に行って、その過程の時々を位置情報付きの写真や動画、メモとして携帯電話からLife-Xにアップロードして記録し、家族や社員と共感するといった使い方があるでしょう。「マップビュー」機能を利用すれば地図上の撮影した場所に写真が表示されるので、どこでどのような写真を撮ったかが一目瞭然です。さて、あなたならLife-Xを日常のどんなシーンで、どのように活用しますか。
野球やサッカーといったスポーツや、バンドや演劇といったサークル活動など、共通の趣味や活動の仲間たちで、それらに関連する写真や動画、ウェブサイトの情報(Webクリップ)、メモ(イベントの情報やうわさ話など)をどんどん集めて共有するというのも、Life-Xの楽しみ方の1つだと思います。また、「タイムラインビュー」や「リストビュー」の機能を使うと、その情報を作成した順や投稿した順など、時系列で見られます。このように、特定の仲間とLife-Xを使うとどのような楽しみ方があるでしょう。さらに、個人の趣味の楽しみ方がどのように広がるでしょうか。
Life-Xには「タイムラインビュー」や「リストビュー」「マップビュー」「アルバム一覧」など、他人と共有したコンテンツや自分だけの情報などを閲覧するいろいろな方法がありますが、ほかにどのようなコンテンツの見せ方があるでしょうか。また、Life-Xのコンセプト動画でも表現されていますが、ライフログサービスにおけるインターフェースの魅力や可能性についてどのように考えますか。
ライフログ・シェアリングサービス「Life-X」の詳細についてはこちらをご覧ください。
IT、Mac、デジカメ、サッカー、アイドル、育児、芸能、映画、音楽、Wii、PC、ラジコンなど、様々な話題について書いているブログ・ネタフル管理人。浦和市出身。浦和レッズサポーター。アルファブロガー2004、2006に選ばれる。共著に「クチコミの技術」(日経BP)がある。
NTTや、IT系コンサルティングファームを経て、アリエル・ネットワークに入社。情報共有ソフトウェアの企画や、ブログを活用したマーケティング活動に従事。2007年7月には、国内初のブログネットワーク企業アジャイルメディア・ネットワークの取締役に就任。「ワークスタイル・メモ」をはじめとして複数のブログを運営するなど個人でも幅広い活動を行っており、著書に「デジタル・ワークスタイル」、「アルファブロガー」等がある。
ポストペットというメールソフトを作ったり、メーヴェの実機を作ってみるプロジェクト「オープンスカイ」とかやってます。それと人形と飛行機とソフトウェアを作る小さな会社「ペットワークス」の代表も。
慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。キャンパス内の口コミネットワークコミュニティサイトのプロジェクトに参加。2001年のブロードバンド元年には 「個人メディア」をテーマに、ストリーミング放送の研究・実践を行う。現在、小檜山賢二研究室でウェブログとケータイ社会学について研究。
一企業の海外駐在員時代に海外の携帯電話に興味を持ち2003年に独立。香港を拠点とし中国・アジアからヨーロッパまで海外事情を日々取材・研究している。海外関連記事や書籍などを多数執筆するほか、海外進出を考える企業向けにコンサルティングを行っている。また自身は海外携帯電話を500台以上所有するコレクターでもある。個人サイトはこちら。
株式会社バスキュール代表取締役/クリエイティブディレクター。1967年東京都生まれ。一男一女の父親。言葉や世代を超えて、多くの人々に喜んでもらえるインタラクティブ・コンテンツを生み出すことを目標に、ワーカホリックな毎日を過ごしている。「AXE」(ユニリーバ)、「ポケットモンスター」、オリンパス、MSN Japanなどのウェブサイト制作を通じて、カンヌをはじめとする国際的な広告賞を多数受賞。趣味はポケモンの育成とネットをいかした新しい会社像を妄想すること。
映画化もされた「盲導犬クイールの一生」はじめ、「ダジャレ ヌーヴォー」、短編集「犬がいたから」、「ベルギービール大全」、「CQ判定 常識力テスト」、「ナベツネだもの」、「バカには絶対解けないナゾナゾ」(白崎博史と共著)など著書多数。さまざまな図表を駆使し森羅万象を役に立たない構造オチ方向に(!?)チャート化する“分類王”としての代表作に「図解でユカイ」が。編集者としても「ザ・マン盆栽」(パラダイス山元)、「ナガオカケンメイの考え」(ナガオカケンメイ)、「やさぐれぱんだ」(山賊)など幅広いジャンルで多くの作品が。現在、来年刊行の「分類王のチャート思考術」(日経BP)を執筆する日々。
「料理の鉄人」「トシガイ」をはじめ、斬新な番組を数多く企画。現在は「宇宙でイチバン逢いたい人」などに携わる一方でラジオのパーソナリティ、ライフスタイル誌でのエッセイ連載、日光金谷ホテルのアドバイザーを務めるなど多岐にわたり活躍。初の映画脚本作品「おくりびと」が第32回モントリオール世界映画祭にてグランプリを受賞、海外でも多方面から評価された。東北芸術工科大学内に2009年新設される「企画構想学科」の学科長に就任予定。
元カーデザイナー、東京パノラママンボボーイズを率いるミュージシャンでありながらグリーンランド国際サンタクロース協会認定の公認サンタクロース、入浴剤ソムリエ、会員制餃子店「蔓餃苑」の店主、マン盆栽家元…と好奇心と脂肪が固まってできた21世紀型ハイブリッド金髪豚野郎。趣味は、鉄から空へ完全シフト。年間300回以上飛行機に搭乗するというエアライン上級会員オタク。
有限会社文平銀座主宰。広告アートディレクションとブックデザインを中心に活動。主な仕事に、JT「大人たばこ養成講座」、メトロ文化財団「家でやろう。」グリコ乳業「白黒つけないカフェオーレ」など。イラストレーターとして雑誌の連載や、著作も行う。著書に「数字のモノサシ」、「死にカタログ」(寄藤文平著)大和書房、「ウンココロ」(寄藤文平・藤田紘一朗著)実業之日本社などがある。
写真、メモ、Webクリップなどの日常で記録(“ライフログ”)したコンテンツを、Life-X上に保存しておけます。
また、さまざまなWebサービスと連携し、Life-X以外のサービスに保存されているコンテンツもLife-X上にまとめて表示し管理できます。
家族や友人など、「フレンド登録」した特定の相手と、お互いのコンテンツを共有しコメントを交換してコミュニケーションを楽しめます。共有する相手は、コンテンツごとに自由に設定できます。
「タイムラインビュー」や「マップビュー」などを使い、時間軸や、位置情報に沿って集めたコンテンツを閲覧することができます。
パソコンはもちろん携帯電話からもLife-Xで管理するすべてのコンテンツを表示できるほか、写真やメモのアップロード、フレンドとのコメント交換やアルバム作成などが可能です。
■もっと傲慢に
この場での発言としてふさわしくないかもしれませんが、「他社サービスを一元管理できることがウリです」って、全然ソニーらしくないんですよね。ソニーは、ニーズに従う前に、作り手の衝動が先に来てしまう会社であり続けてほしいというのは、世代のせいなのですかね。
とくに役には立たなかったけれど「aibo」には、誰もがソニーらしさを感じ、夢を感じることができたと思うんですよね。今であれば「Rolly」かもしれないけれど、世界中の「Rolly」が全部つながってたら、よくわからないけどなんだか楽しそうだなぁ、と。ソニーのネットサービスにはそんなことを期待したいです。
そうした意味では、まだ体験したことはないのですが、新しいBlu-ray DiscサービスであるBD-Liveって結構楽しみです。家なのに映画館感覚で映像に向かい合うことができるんですよね? そこで楽しんだログはやっぱり記録しておきたいと思うだろうなぁ。
■便利かどうかではなく、ワクワクするかどうか
繰り返しになりますが、僕自身、既存のウェブサービスを使って多くの人に見てほしいコンテンツを発信する欲求がないので、便利とかそういうところにピンときません。なので、Life-Xには、ワクワクするエンターテイメント要素を加えて欲しいですね。
ソニーのネットコンテンツで個人的に今一番注目しているのは、何といっても「リトルビッグプラネット」。このためだけに「PLAYSTATION 3」(PS3)を買いました。まだやり込めていないけれど、僕がつくったステージに息子がどう取り組んでいるか、その様子をいつでもチェックできれば、それだけで十分です。欲張れば、あのインターフェースのなかにウェブサービスを持ち込んで欲しいですけどね。
■うらやましがらせてほしい
ちょっとLife-Xとかけ離れたことを書いているかも知れないけれど、結局は人が思いを込めて開発しているものなので、作り手の方々のマインドがどこにセットされているかだと思うのです。今は少し迷走中な気配も感じますが、試行錯誤できるのもウェブの取り柄だと、好き勝手にやっちゃって欲しいです。そのログこそが、世の役に立っているのではないかと思うのです。そして、その先で、「リトルビッグプラネット」のように、ソニーさんずるいよ、と作り手がうらやむようなサービスを世に送り出して欲しいです。
別の方が書いていましたが、「マイノリティリポート」みたいな世界にあこがれない人はいないので、ケータイやHMDとの連携でその端緒だけでもみせてもらえたら、いい感じに悔しいです(笑)