ソニーは9月10日、ブログや画像、動画といったウェブ上のコンテンツを一元管理するオンラインサービス「Life-X」を10月よりスタートすると発表した。パソコンや携帯電話だけでなく、液晶テレビ「BRAVIA」やゲーム機「PLAYSTATION 3」(PS3)、「プレイステーション・ポータブル」(PSP)などの機器からも利用できる。会員登録が必要となるが、利用は無料だ。
ソニーマーケティング代表取締役副社長の栗田伸樹氏は「新しいライフスタイルの提案として、ライフログ・シェアリングサービス『Life-X』を立ち上げる。これは日常を記録するライフログ時代を先取りするサービス。こうしたネットサービスをスタートすることによって、全ハードウェアの90%をネット対応する、というソニー製品の付加価値向上につなげたい」と話した。
10月中旬の一般公開に先立ち、9月25日よりクローズドベータ版をスタート。このクローズドベータ版を利用できるユーザー500人を、Life-Xウェブサイト上で9月10日から受け付ける。
Life-Xはオンラインスペース上に、画像やブックマーク、メモなどのコンテンツを掲載できるサービス。加えて、FlickrやYouTube、Twitterといった外部サービスに保存されているコンテンツも、Life-X上に表示できる。
これにより画像はFlickr 、動画はYouTubeと、点在していたコンテンツを一括表示、管理することが可能だ。
Life-X上に表示されたコンテンツは、コンテンツ内容に関係なく、アイコンのような形で時系列に並べられ、各アイコンをクリックすると画像ならば拡大表示が、動画ならば再生がスタートするという仕組みだ。
表示方法はアイコンがスナップ写真のように並べられる「タイムラインビュー」と、アイコンとコメントが同時に表示される「リストビュー」を用意。さらに新しい切り口として、コンテンツに位置情報を加えることで地図上に表示する「マップビュー」にも対応している。テーマやカテゴリーごとに分けて表示できる「アルバム」作成機能も備えており、検索、管理、保存が容易になるという。
このほかのサービスとして「フレンド」機能も備えており、友人のコンテンツを共有できるほか、新たな友人を招き入れる招待制も導入。コンテンツの共有は友人ごとに設定できるほか、非公開など細かな設定もできる。
同社ではLife-Xサービスの会員数目標として、2008〜2009年の1年間で早期に10万人を達成したいとしている。
Life-X上に一括表示できる外部サービスは以下のとおり。
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