LG、ウルトラワイドの液晶モデルを拡充--3万円台の25型から超高解像の34型まで

 LGエレクトロニクス・ジャパンは3月12日、21対9のウルトラワイドスクリーンを採用した液晶モニタ5機種を発表した。25、29、34型の3サイズをそろえ、ウルトラワイドモデルの普及を図る。3月下旬から順次発売する。


LGエレクトロニクス・ジャパンマーケティング統括常務の李起旭氏

 LGエレクトロニクス・ジャパンマーケティング統括常務の李起旭(リ・キウク)氏は「モニタの不満点としてお客様からあげられる要望に、表示領域の狭さと目の疲れの2点がある。新製品はこの問題を解決し、21対9というウルトラワイドスクリーンモデルをフルラインアップで投入する。目の疲れについてはブルーライトカットとフリッカーセーフの2大機能をハイエンドからエントリーまですべてのモデルに搭載した」と新商品を紹介した。

 発表されたのは34型の「34UM95-P/34UM65-P」(店頭想定価格:13万5000円前後/7万8000円前後)、29型の「29UM65-P/29UB65-P」(同:5万円前後/6万円前後)、25型の「25UM65-P」(同:3万4000円前後)。LGエレクトロニクス・ジャパンでは、2013年に29型のウルトラワイド液晶モニタを発売しているが、より手頃に購入できる3万円台の25型モデルと大画面でハイスペックな34型モデルをそろえ、ラインアップを拡充した。

 全機種ともにウルトラワイド画面をいかし、2つの機器を同時に表示できる「Dual Linkup」機能と、最大4つまでのウインドウをボタン一つで自動的に並列させる「4-Screen Split」機能を搭載。4-Screen Splitでは、1つのウインドウサイズを手動で変えると、ほかのウインドウサイズが自動的に調整できるなど、使いやすさを追求している。

  • ウルトラワイドスクリーンを採用した「UM95/UM65/UB65」シリーズ

  • ウルトラワイドスクリーンは、16対9モデルと比較して表示領域は33%拡大する

  • 液晶モニタのトレンドの変化。2014年から大画面化・高画質化が加速すると見ている

 「ブルーライト低減モード」は、新聞のような質感の「低減モード1」と、書籍のような質感の「低減モード2」を用意。バックライトの電流量により明るさを調整することで、フリッカーを抑制できる「フリッカーセーフ」機能と合わせ、目にやさしい液晶モニタを実現したとしている。

 34型モデルは、画面解像度が3440×1440ピクセルの34UM95-Pと、2560×1080ピクセルの34UM65-Pの2モデルをラインアップ。29型モデルはともに画面解像度が2560×1080ピクセルだが、29UB65-Pのみ、高さ調整とタテ型ディスプレイとしても使用できるピボット機能を備える。

 いずれも液晶パネルにはIPSパネルを採用。上下左右178度の視野角を実現することで、ウルトラワイド画面でも見やすく、鮮やかな発色が得られるという。高開口率のAH-IPSのため、省エネ効果も期待できる。25型モデル以外には、7Wのスピーカを2つ内蔵。34型モデルのみ、クリアスタンドを採用することで、画面への没入感を高めたとのことだ。

  • ブルーライト低減モードの比較。左から低減モードオフ、低減モード1、低減モード2

  • フリッカーセーフ機能搭載機(左)と非搭載機(右)の比較。非搭載機は扇風機の羽の周りなどにチラツキが見えた

  • 下部にジョイスティックのような操作ボタンを配置。モード切り替えなどがしやすい

 LGエレクトロニクス・ジャパンでは、今回の発表にあわせ、22~27型のフルHD解像度を持つ「M45」シリーズ全6機種、D-sub、DVI-D端子を1系統ずつ備えた「M35」シリーズ全3機種、AS-IPSパネルを採用した27型モデルの「MP35」シリーズ1機種、AH-IPSパネルを採用したテレビ向けモデル「MT55」シリーズ1機種もラインアップ。全7シリーズ16モデルを展開する。

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