液晶モニターは、回転して形態が変化するコンバーチブル型構造。普通のノート型PCとしても、タブレット型PCとしても使用可能だ。モニターサイズは8.9型ワイド液晶と前モデルと一緒だが、解像度は格段にアップしている。前モデルは1024×600ピクセルだったが、「LOOX P70T/V」では1280×768ピクセルと1.6倍になり、デスクトップのワークスペースが広がった。ネットやメールなどを使いながらワンセグの子画面を立ち上げていても、余裕ある解像度といえるだろう。また、タブレットでの使い勝手を考えて、画面は縦位置でも横位置でも使えるように変更できる。縦位置(縦長)画面で使用した際も、高解像度のため作業がしやすくなったのはうれしい。
液晶モニターは解像度だけではなく、屋外での視認性も向上している。従来は一般的な透過型だったが、半透過型液晶に光沢処理を施した「モバイルファイン液晶」となった。バックライトは消費電力を抑えるLEDを採用。明るい屋外などでは、バックライトを消すことで、一層消費電力を抑えた長時間利用が期待できる。タブレット操作で心配な、ペンによる傷などから液晶を保護する「プロテクションシート(反射低減タイプ)」が標準添付されている点も評価できる。
本体は小型のため、光学ドライブは内蔵していない。その代わり、外付けのCD-RW/DVD-ROMドライブが標準で付属している。ドライブは極薄・軽量なので、本体と同時に持ち運びもしやすい。しかし、ACアダプターを使わないと動かないので、外で気軽にDVDを視聴するなどの楽しみ方ができないのは残念なところ。
本体右側面には、USB2.0端子×2ポート、マイク入力端子、スピーカー出力兼アンテナ端子、SDメモリカードスロットなど、必要十分のインターフェースを構えている。左側は、TypeIIのPCカードスロットと無線LANのスイッチがある。
背面には、LAN端子とモデムコネクター、それに外部ディスプレー接続端子がある。最近のモバイルノートは外部ディスプレー接続端子がない製品も増えているが、とかくノートPCの故障の多くは液晶モニターのトラブルが多く、いざというときにまったく表示するすべがなくなってしまうのはちょっと困りもの。いざというときのためにもほしい機能なので、これは大変ありがたい。
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