ハードディスクムービー、ビクター「Everio GZ-MG47」は重量、残量を気にせず使えるお手軽ムービー - (page 2)

ビクター
GZ-MG47-w
内容:ビデオカメラにおける「脱テープ」を早くから提案してきたビクターのハードディスクムービー「Everio」。最新シリーズでは、3CCDを搭載したハイエンドタイプから、20GバイトHDD搭載のエントリータイプまで、ラインナップを拡充している。今回はファミリーユースをターゲットとした20Gバイトのエントリーモデル「GZ-MG47」の操作感と機能性に加え、ハードディスクムービーで撮影したコンテンツをPCレスでDVD化できる、専用DVDライター「CU-VD10」を紹介する。

メディア残量を気にせず使える手軽さが魅力

 DVカメラ的といっても、使い勝手はDVよりも手軽で斬新だ。スイッチを撮影位置にしておくと、液晶モニターを開き電原がオンになる。起動時間は約4秒に短縮され、かばんからサッと取り出しすぐに撮れるのが快適だ。テープの重ね録りを気にする必要がない点はDVカメラより手軽。

 また、メディア残量が気にならない点ではDVDムービーより気軽だ。撮影に失敗したら削除ボタンを押せば、その場でシーンを消去できる。こうしたフットワークの良さはビデオカメラというよりはデジカメ的かもしれない。欲を言えば、電源連動のレンズバリアがあれば、さらにフットワーク良く撮影できただろう。

 撮影はオートモード中心で、AF、AEともに動画向きのスローな動作だが、精度は高い。撮影画質は、動画、静止画ともに白飛びが気になるが、これは最近の小型CCDムービー全般の課題といえる。マニュアル撮影も可能なので補正は可能だ。

 撮影データはMPEG-2記録になり、内蔵HDDのほかSDメモリーカードにもMPEG-2記録が可能。撮影画質はDVカメラに劣るが、DV撮影したデータをMPEG-2に変換してDVDに最終保存する、という使いこなしでは、画質に大きな差はない。むしろDV取り込みの手間が省ける分だけ手軽だ。

 レンズ画角は35?換算36.1?〜541.5?で、小型ビデオカメラとしてはワイド寄りなほうだろう。

 何も気せず気軽に撮れるムービーだが、唯一気にかかるのはバッテリーかもしれない。バッテリー残量と録画時間が確認できるので突然のバッテリー切れで困ることはないが、付属バッテリーの持ちは比較的短い。テスト使用ではウルトラファインモード撮影で約30分の動画と70枚の静止画が撮れた。日常のスナップ撮影ならこなせそうだが、結婚式など長時間の撮影には、別売の予備バッテリーか大型バッテリーを用意したほうが安心だろう。

  • マニュアル動画撮影では、露出補正とマニュアルフォーカス、ホワイトバランス設定、シャッター速度優先、夜景/スポーツなどのプログラムAE、白黒/セピアなどの映像エフェクトが設定できる

  • 別売バッテリーは3タイプを用意。写真の「BN-VF714」(価格:1万3650円)では、フル充電で約1時間15分の実撮影が行える

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