20Gバイトのストレージを持ち歩いて撮影できる点に、今までにない可能性が感じられる。例えば、本機を持って実家に帰ると、実家の両親を撮影できるほか、HDDに撮り貯めた半年間の家族の様子を両親に見せることもできてしまう。こうした動画ストレージャーとしての機能も重宝するだろう。
HDDストレージでは保存した膨大なデータを簡単に検索するために、コンテンツにメタデータ(内容を表すデータ)をいかに簡単に付けるか? が使いこなしのカギになる。本機では、撮影したデータに「子供」「レジャー」「運動会」といったイベントアイコンが付けられ、再生時にイベント別に検索できる。
ただし、イベント選択画面がGUIの奥の階層にあるため、撮影時に簡単に選ぶことは難しい。本体のボタンなどで、ジャンルや重要度を撮影直後に簡単に選べると便利かもしれない。というように、携帯音楽プレイヤーの高度な検索機能には及ばないが、方向性としては興味深いので、今後の展開に期待したい。
再生は、静止画サムネイルを選んで見る、というHDDレコーダー的な再生リストを採用している。日付別、イベント別の絞り込みも可能だ。各種設定のGUIはスタイリッシュな円形デザインを採用し、高速な描画回路で快適に操作できる。このあたりもデジカメ的な印象だ。編集機能では、チャプター編集はできないが、撮影タイトルを並べ替えてプレイリスト編集が可能だ。
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