gigashot R30は、大容量30GBの1.8型HDDを搭載し、最高画質で約6時間40分の連続撮影ができるHDDムービーカメラだ。インターネット限定で発売されたgigashot V10の上位機種にあたる。HDDが大容量化しただけでなく、CCDやレンズもよりビデオカメラらしい使い勝手になった。また、別売りの専用クレードルを使えば、外部機器と簡単に接続できる。
長時間録画はR30の誇るところだが、さらに倍の60GBという大容量HDDを搭載し、最高画質で約13時間30分という驚異の録画時間を実現したgigashot R60という兄貴分がいる。R30では別売りだった専用クレードルも付属していて、お買い得感がある。
1/3.6型CCDを搭載。動画有効画素数は約125万画素、静止画有効画素数では約200万画素というビデオカメラとしては必要にして十分な解像度の高画質だ。東芝独自のデジタル画像システム「カラーリアライザー」を搭載し、発色のよい高画質記録を実現している。また、高精度で明るい光学10倍のキヤノンレンズを採用。F1.8と明るいレンズで、ノイズの少ないクリアな映像に仕上がっている。
搭載している液晶モニターは2.5型TFTで、ピントもハッキリわかる20.7万画素という高精細。晴れた日の屋外など、明るい場所でもハッキリと見えて視認性も高い。いままで液晶モニターは外では使えないものと思っていたが、gigashot R30の液晶モニターを見て、考えをあらためされられた。
液晶モニターの開閉と電源が連動していて、開くとすぐに電源オンで撮影開始。撮影後はモニターを閉じれば電源オフと、わざわざ電源のオンオフに気を回さなくていいのがうれしい。HDDは長時間録画が可能なので、いくらロングライフバッテリーといえども先に根を上げてしまう。だから、ギリギリまで節電して使いたいという切実な思いを実現する機能なのだ。もし、カメラを操作せず、固定して撮影し続けるなら液晶モニターを閉じたままでも撮影できる設定に変更することも可能。より省電力で、長時間撮影したい場合に便利だ。
gigashotの動作は機敏で、メニューの設定や再生時のサムネイル生成など、どこを取っても素早くストレスを感じない。加えて設定や選択にはジョグダイヤルを使い、直感的な操作が可能だ。ジョグダイヤルの中央にあるOKボタンは、十字方向の動きをするいわゆるジョイスティックで、ジョグダイヤルと併用して使うことができる。
実際に撮影してみると、まず感じるのは手ブレ補正がよく効いているということだ。新アルゴリズムを採用して揺れを正確に予測し、高い応答性をもつ手ブレ補正技術「シェイクエクスメイター」の効果が高いといえよう。また、液晶モニターがキレイなので、撮っていてとても気持ちいい。
肝心の画質は、ノイズが少なく非常にキレのある感じだ。最高画質では転送速度が約9Mbpsなので、MPEG2方式特有の圧縮ノイズもほとんど見受けられない。色の濃さやコントラストなどはメニューで設定できるので、ある程度撮影者の意図通りにコントロールできるのがうれしい。
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